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工場内の一角にある棚。これはあるものの展示スペースです。
一体何を展示しているかというと・・・
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ご覧の通り、お盆に出荷した多くの機械で、手配したにも関わらず
機械に組み込まれること無く残ってしまった部品です。
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「エッ、それって、組み付け忘れたの・・・?」
とご心配の方、どうぞ安心して下さい。 実は、ご注文頂いた後、納入までに
お客様のご希望で仕様が変更になったり、改善のために設計変更したため、
それ以前に従来通りで手配していた部品がこんな風に残ってしまったという
ことです。
「そんなものをなぜ展示するの?」
いかに無駄が発生しているかを全社員に認識してもらうめに、こうやって展示
して、啓蒙を図っているんです。
こういうMottainaiものを少しでも減らしていきたいという担当者の想いの
もとに、定期的に『展示会』が社内で開かれるのです。
誰の得にもならない、こういう無駄。
過去は、
「短い納期に対応するために、一部無駄が発生してもとにかく
早く部品を手配するため」
という誤った大義名分のもと長年認められてきましたが、近年は、
「結果として余分なものを作ることの方がより全体の
生産を遅らせ、コスト高につながる」
という当たり前に正しい考え方ができるようになってきました。
それでも、まだ一部には「必要悪」という間違った伝統的考え方にとらわれて
いる人もいます。
これぞまさに「自社の常識、世間の非常識」の典型ですね。
全社員が、棚に残るMottainaiの数々を直視して、真っ当な考え方を身に付けて
欲しい。
ではお口直しに、清々しい話題を。
工場のレイアウト上、電気のコードやエアーのホースが通路を横切っている
ところが何箇所かあります。
安全面でも、美観の面からも、決して褒められたものではありません。
それを改善しようと、組立のIさんが新入社員のSくんと一緒に、
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組立工場北側柱の上部から可動式のアームを伸ばして、カールコード、カール
エアーホースを取り付けてくれました。
どうです、カッコいいでしょ。こういうアイデアが出て来ることがすばらしい
ですよね。
こういうアイデアが出てくるISOWAビトですから、必ず残部品もゼロに
してくれると信じています。
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「見える(見せる)→わかる(認識する)→行動する(残部品が減る)」
に繋がるように、嫌がられても展示や情報のフィードバックを続けます。
さて、組立の「可動式アームのカールコード、カールエアーホース」
ですが、名前が付いています。
その名は「のびゾウ君」です。
組立全体朝礼でも紹介がありました。
その由来は、(大体想像つくと思いますが)
組立のTチーフに聞いてください。
取り付け中Tチーフに名前をつけてくれと言われ、
なにも思いつかず「のびた君」などと答えていたら、
全体朝礼で「のびゾウ君」なる名前になっていました。
素敵な名前ですね^^
取り付け作業では道場で学んだドリルの使い方や、タップの立て方を生かすことができ、失敗することなく設置に成功しました。
これも道場でIさんとIさんが、丁寧に僕たちに使い方を教えてくれたおかげです。
いつも指導していただきありがとうございます。
また何か取り付ける作業がありましたら、
私、新入社員Sを呼んでください。
あきらめず、フィードバック続けて下さい。
応援していくから。
プロジェクト名や新しい改善事例などにネーミング
するのもISOWA流だね。
みんなが親しみを感じてくれるような、ネーミング。
これからも楽しんでネーミング考えてね。
それを考える過程で、コンセプトや目的などをもっと深掘りできたり…
ISOWAのこと、考えるのが楽しい
そんな雰囲気が溢れるISOWAを目指したいです
今はまだまだ…
そして、その後の行動が大事ですね。