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シカゴから半日飛んでやって来たのは二度目のブラジルはサンパウロ。
とってもさわやかな気候が待ってくれていました。
お昼に到着し、ホテルに夕方チェックイン。結局自宅を出てから
40時間が経っていました。飛行機の中で結構寝たとはいうものの、
やっぱりさすがに疲れてて、1時間ほどベッドで横になり、その後
お客様と夕食でした。
終わったのが11時で、そのままベッドへ直行。朝の6時までぐっすり
寝ました。
午前中はゆっくりして、お客様とランチ。レストランからお客様の
工場に戻る時、お客様が
「私の車に乗りませんか?」
その車っていうのが、これがすごいんです。私は詳しく知らないん
ですが、
1960年代に一世を風靡したフォードGTの1500台限定復刻
モデル。この500馬力のオリジナルエンジンを1000馬力にわざわざ
乗せ換えたという化け物なんです。
元自動車部(元暴走族じゃないですよ)としては、決して車は嫌い
じゃないので、喜んでお誘いに応じちゃいました。
まずとにかく着座位置が低い。だから乗り込むのが大変。おまけに
ガルウイングじゃないけど、屋根の一部がドアーと一体になっている
ので、ドアーを閉めようとすると、屋根の部分が頭上をかすめます。
まるで頭がドアーに挟まれるような恐怖感があります。
アイドリングの時のエンジン音もイカスけど、走り出して加速すると
そのエキゾースト音は最高潮になります。狭い公道ですが、前が
空くと、160km出てました。決してハイウエイじゃありませんからね。
工場につくと、その後ミーティング。これが思いのほか長くなり、
5時くらいまで掛かりました。
そしてサンパウロの空港へ移動となり、
「ヘリコプターで送ります」
と、いよいよ噂のヘリの登場です。
「ヘリの運転操縦は楽しいですか?」
と聞いたら、
「楽しいのは離陸と着陸だけ。後は何もすることないし、
車は450km出るけど、ヘリは240kmが最高だから
退屈なだけ。だから自分は離陸だけやって、あとは
副操縦士に任せる」
実はこのお客様、車のドラッグレースもやっているというスピード狂。
奥さんもやっていて、ちょっと前に転倒して、何回転かしたそうです。
でもレースカーは安全に設計されていりので、奥さんも、
「怪我一つない。どうってことありません」
と肝玉がすわっています!
今日は忙しいからと、自分はオフィスに残り、すべてパイロットに
かせます。
ヘリはあっけないほど簡単に離陸して、地上300mを時速220kmで
飛行。でもそんなスピードが出てるようには感じないくらいスムーズです。
夜間飛行だったので夜景は楽しめましたが、昼間だったらもっと
良かったな~
30分弱で直線距離で90km離れたサンパウロ空港に無事到着。
あまりにスムーズだったので、最後の方は助手席で居眠りしちゃって、
気付いたら着陸2秒前くらいで、驚きました。
1年後には、イタリア製の新型のヘリをアメリカに運び、内装を別途手配したものが完成するそうで、その時はブラジルから取りに行って、
マイアミやカリブの島々を10日間ほど飛び渡って、バケーション
がてら戻って来るそうです。
このお客様、身なりはいつもよれよれのシャツとジーンズでとても
お金持ちには見えないけど、世の中には本当に大金持ちって
いう人種が存在するんですね。
やっぱり世界は広い!
ということで今夜これからブラジルからアメリカに戻ります。
続く
とってもさわやかな気候が待ってくれていました。
お昼に到着し、ホテルに夕方チェックイン。結局自宅を出てから
40時間が経っていました。飛行機の中で結構寝たとはいうものの、
やっぱりさすがに疲れてて、1時間ほどベッドで横になり、その後
お客様と夕食でした。
終わったのが11時で、そのままベッドへ直行。朝の6時までぐっすり
寝ました。
午前中はゆっくりして、お客様とランチ。レストランからお客様の
工場に戻る時、お客様が
「私の車に乗りませんか?」
その車っていうのが、これがすごいんです。私は詳しく知らないん
ですが、
1960年代に一世を風靡したフォードGTの1500台限定復刻
モデル。この500馬力のオリジナルエンジンを1000馬力にわざわざ
乗せ換えたという化け物なんです。
元自動車部(元暴走族じゃないですよ)としては、決して車は嫌い
じゃないので、喜んでお誘いに応じちゃいました。
まずとにかく着座位置が低い。だから乗り込むのが大変。おまけに
ガルウイングじゃないけど、屋根の一部がドアーと一体になっている
ので、ドアーを閉めようとすると、屋根の部分が頭上をかすめます。
まるで頭がドアーに挟まれるような恐怖感があります。
アイドリングの時のエンジン音もイカスけど、走り出して加速すると
そのエキゾースト音は最高潮になります。狭い公道ですが、前が
空くと、160km出てました。決してハイウエイじゃありませんからね。
工場につくと、その後ミーティング。これが思いのほか長くなり、
5時くらいまで掛かりました。
そしてサンパウロの空港へ移動となり、
「ヘリコプターで送ります」
と、いよいよ噂のヘリの登場です。
「ヘリの運転操縦は楽しいですか?」
と聞いたら、
「楽しいのは離陸と着陸だけ。後は何もすることないし、
車は450km出るけど、ヘリは240kmが最高だから
退屈なだけ。だから自分は離陸だけやって、あとは
副操縦士に任せる」
実はこのお客様、車のドラッグレースもやっているというスピード狂。
奥さんもやっていて、ちょっと前に転倒して、何回転かしたそうです。
でもレースカーは安全に設計されていりので、奥さんも、
「怪我一つない。どうってことありません」
と肝玉がすわっています!
今日は忙しいからと、自分はオフィスに残り、すべてパイロットに
かせます。
ヘリはあっけないほど簡単に離陸して、地上300mを時速220kmで
飛行。でもそんなスピードが出てるようには感じないくらいスムーズです。
夜間飛行だったので夜景は楽しめましたが、昼間だったらもっと
良かったな~
30分弱で直線距離で90km離れたサンパウロ空港に無事到着。
あまりにスムーズだったので、最後の方は助手席で居眠りしちゃって、
気付いたら着陸2秒前くらいで、驚きました。
1年後には、イタリア製の新型のヘリをアメリカに運び、内装を別途手配したものが完成するそうで、その時はブラジルから取りに行って、
マイアミやカリブの島々を10日間ほど飛び渡って、バケーション
がてら戻って来るそうです。
このお客様、身なりはいつもよれよれのシャツとジーンズでとても
お金持ちには見えないけど、世の中には本当に大金持ちって
いう人種が存在するんですね。
やっぱり世界は広い!
ということで今夜これからブラジルからアメリカに戻ります。
続く
残りの旅お気をつけてください。
COOLですね!
もちろん機械もこだわって、ISOWAを選びトップギヤで運転中だとか.......
でも、機械のドラッグレース運転だけはご勘弁
ブラジルの社長さんが、若い頃イソワがブラジルへ平行輸出したスープラ
でイタチバの街中を爆走していたらしいです。
この車狂社長さんの趣味で社用社は、全てベンツにVW
どうもフォードGTは、今流行のサトウキビ燃料対応エンジンを乗せ変えたと言ううわさは企業秘密のようです。
しかし 隣の人と会話出来ないくらいうるさいヘリの中で
北半球に戻れば、少しは休まるのでは。
まだ始まったばかりの世界一周旅行 お気をつけて
チャオ、チャオ
イタチバのマカコより