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松尾芭蕉が『奥の細道』の旅の間に体得した『不易流行』という考え。
「不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、変化を知らなければ
新たな進展がない」、しかも「両者の根本は一つ」である。
「不易」を基礎として、日々変化する「流行」を捉えることにより
新たな「知」が獲得され、更にその中からさらに「不易」が抽出
されていく。
「不易」は「流行」の中にあり「流行」が「不易」を生み出す循環。
ある勉強会の仲間のみなさんと、この『不易流行』を掲げる広島に
あるわが社のお客様のX社さんを見学させてもらいました。
X社さんはとってもユニークな会社です。
そこでこの日の勉強会のテーマは、
『なぜX社さんはユニークなのか?』
でも往々にしてこういう場合、『なぜ』でなく『どこが』つまり
『何がユニークなのか?』という話に変わっていってしまいがちです。
『Why?』でなく『What?』に、そして『How?』に。
なぜか? それは自分たちも手っ取り早く真似しようとするからです。
それを戒めたのが、今回のレジメ。
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またまた氷山モデルです。
なぜX社さんがユニークなのか?
それは『不易流行』を大切にし、目指し、楽しんでいるからだと感じ
ました。
自社の利益の要因は『人』にあることをクールな頭で受け止める。
ここにはしっかりとしたそろばん勘定があるのです。
でもそれが決して冷徹になることなく、熱いハートでしっかり補い、
全体としては社員がプラスに、前向きに感じさせるように、きめ
細やかな心配りをしているんです。
それが社内の至るところでの感動的な数々のエピソードとなって
います。
また社内でのお互いの何気無い声掛けの中にもしっかり感じ取れ
ます。
パッと見、いろんな社内の制度、仕組というクールなそろばん
勘定が目に付きますが、これは氷山の水面上の部分でしかありま
せん。
「What?」や「How?」です。
でもこれが機能するのは、目には見えない熱いハートのこもった
心配りや声掛けなんですね。これこそ「Why?」であり、氷山の
水面下部分です。
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この写真は昨日のブログでも紹介した夜の干潮時厳島神社の大鳥居
です。これ昼間見ると、
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こんな感じです。でも満潮時には、
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大鳥居は海に浮かんでいるように見えるけど、見えない土台が
ちゃんと存在しているんですね。
一見すると満潮時の姿だけ目が行くけど、本当はじっくり観察
すると目に見えない、水面下の部分が基礎になっている。
さすが広島の会社さんだけありました。
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夜の懇親会には、この勉強会で過去最多の参加者があり、各社の
社員さんからの自分語りまで飛び出すという盛況振り。
ホストとして受け入れて下さったX社のK社長はじめ社員のみなさん、
草むしりを始め数々の準備、当日設営など本当にありがとうござい
ました。
もっと、もっと多くのすてきなエピソードをつくり続けて下さい。
とってもたのしいかつ勉強になる広島場所でした。
私も、まさかamazingさんにまでご指名が
掛かるとは思ってもいませんでした。
次回からは用心した方がいいかも 笑
皆さま、本当にありがとうございました。
X社様の細やかなお心配りと温かいおもてなしで
本当に良い会となりました。
心から御礼申し上げます
でも・・・まさか私にジブンガタリが廻ってくるとは
予測せず・・・
ほとんど役目は終えたものと思って
いました・・・
酔いと緊張で舌が廻らず、や・・やばい・・・
まさかこんなはずでは・・・
皆さまお許し下さい
この一件で写真撮影のミッションが完全に
飛びました
こんな私ですが、皆さまもう少しお付き合いの程
よろしくお願いいたします。