ゴールドフィンガー '２３

 

せっかく広島に来たんだから、ぜひ広島焼を食べたい。

で、段ボールラッピング市電の発案者であるＫ社のＫ社長に、

 

　「地元の人が行く、美味しい広島焼のお店どこか紹介してもらえないでしょうか？」

 

とお尋ねしたところ、

 

　「紹介できるようなきれいなお店じゃないけど、私は一番美味しいと

　　思っている店がここからすぐのところにありますが・・・」

 

　「いや、いや、そういうお店に行きたいんです」

 

とお願いして、お客様の工場に車を置かせてもらったままで、教えてもらったお店『一番』に

歩いて行きました。５分も掛かりませんでした。

 

 

 

興味津々でドアを開けると、たたみ一畳くらいの大きさの鉄板がお店の中央にあります。

今流行りのアイランド型のキッチンのようです　（笑）

 

で、調理する側と客席に仕切りは何もなく、超オープンキッチン。

 

鉄板の片側で女将さんとお手伝いの女性が二人作業していて、鉄板の残りの三方向に丸椅子が

ランダムに配置されています。

 

要領が分からず、戸惑っていたら、壁に張り出されたメニューを指差し、

 

　「ご注文は何にします？」

 

お好み焼きの中に入るそばかうどんか、それ普通か大盛かを選ぶくらいのことです。

続いて、

 

　「鉄板で食べます？　それともお皿とお箸？」

 

鉄板の周り以外に、壁沿いにイスが置いてあるので、どちらで食べるかを聞かれたと思い、

せっかくだったら雰囲気を味わうために「鉄板で」と答えたら、

 

　「こちらで待ってください」

 

と壁際のイスを勧められました。

 

 

さて女将さんによる調理が始まりました。

 

そばが入るので、こんなに盛り盛りです。　それを焼き進めるにしたがって、ヘラで押さえて、

ソースを塗って・・・

完成です。

 

 

さて、いただきます！

ご覧のように中は結構しっとりしています。

そばも含めて、ゆるっとした食感です。　これにソースが絡み合って、絶妙な味です。

ウマい！

 

しかし　

 

　　　　

　　　　　　　　　　　ア～～チ～チ～　ア～チ！　　

 

郷ひろみの『ゴールドフィンガー ’９９』状態。　

 

 

 

いやいや、「あれから２４年」だから、『ゴールドフィンガー ’２３』です。

 

 

見るに見かねた女将さんが、

 

　「お箸とお皿で食べます？」

 

この時、お店に入って聞かれた「鉄板 or  お箸＆お皿？」という質問の本当の意味が分かりました。

地元の人は、この　ア～～チ～チ～　ア～チ！　を鉄板からダイレクトにヘラだけで巧みに食べて

いますが、　

 

　「すみません、お願いします。素人なんで」　(;^_^A

 

 

広島焼は、

広島名物だよね - 磯輪日記

１２年前に広島に来た時に食べたくらいで、他と比較することはできませんが、お好み焼きとして

本当に旨かった！　

 

食後もしばらく『一番』の味が口の中に残り続けました。

Ｋ社長、一番な『一番』、紹介してくださり、ありがとうございました。　

広島の味を堪能しました！！　

また来たいな～