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まさに『天を翔る少女』。高梨沙羅さん、16歳。
女子スキージャンプワールドカップ個人総合優勝でますます注目されて
いますね。
私もデビューした頃から応援していますが、最近、ますますファンになり
ました。
そのきっかけは、先日の世界選手権の個人で、彼女が優勝を逃した時の
インタビューでした。
私も応援していたんですが、残念ながら2位。逆転された時は、本当に
ガッカリしました。
その直後のインタビューだから当然「残念でした」という類の答えを
想定していたのですが、本人から出た言葉は、
「自分の中でもぎりぎり。納得のいくジャンプを2本そろえ
られてうれしい。
(優勝した)ヘンドリクソン選手は強いなという感じ。
素晴らしいジャンプでした」
と答えたことです。それが実に自然で、
「ああ、この子、本当にそう思ってるんだな~」
と彼女の人柄が伝わってきました。
その後、NHKテレビの特集番組で、注目されることについて聞かれると、
「今の自分たち女子ジャンプがあるのも、先輩女性ジャンバーの
みなさんのおかげです。
私自身は、ネクラだし、目立つことが嫌いなんですが、
女子のジャンプが注目されることはうれしいことです」
また「プレッシャーが大変でしょう」という質問には、
「それは私だけでなく、みんなが背負っているものですから」
と毅然と言い切り、精神力の強さが垣間見えました。
でも、札幌でのW杯で惨敗した時のインタビューでは、目にいっぱい
涙をためて、動揺のあまり答えがまとまらない。
「あ~、やっぱり普通の女の子でもあるんだな~」
遠征から帰郷した時、学校の友だちを見つけると、カメラマンに、
「友だちのところに行ってもいいですか?」
遠征や試合の合間しか会えない友だちを大切にして、その友だちからは
「普通の子です。
でもジャンプ以外も何でもできるんです。
絵もうまいし、習字も上手。勉強もできる」
昨日の日経新聞のコラムには、
「天才肌を想像させるが、しんの強い努力家だ」
と、昨年春に北海道の旭川のインターナショナルスクールに入学し、
8月には昔で言うところの『大検』、大学進学検定試験に合格。
朝5時半の始発列車で通学し、列車の中でも英単語の勉強するなど、
1日7時間の勉強をする。
おまけに、全日本の遠征から帰国時には、最年少ということで、
先輩たちの荷物もこなすというエピソードが紹介されていました。
きっとご両親の教育がすばらしいんでしょうね。
ますます応援したくなりました。
気が合いますね~
しっかりした芯のある子だと感心するばかりです。
大きく羽ばたいて欲しいですね。