磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

創業94年目で初の試みです

2014年11月27日 21時14分59秒 | ISOWAの風土改革

わが社の評価システムは、成果主義でもなく、業績主義でもなく、成長主義評価と
呼んでいます。

ISOWAの経営理念に基づいた人の基盤系の評価項目が中心で、それに各職種で
定めた求めるスキルを明確にした、職務系項目を付加して評価するというもので、
業績は一切問いません。

これを導入して10年近くになります。


しかし世界一社風のいい会社を目指すISOWAの役員、管理職である以上、
ぜひとも求めたいものがあり、それを明確にしたいと思うようになりました。


なぜか?
それは、社員に、ISOWAの役員、管理職の登用基準を示す時期が来たと
と感じるようになったからです。
登用基準ということは、別の角度から見れば、同時に、社員の育成方針でも
あります。


そしてそういうレベルのISOWAビトは、私自身が社長評価という制度の
下、全社員から評価を受けていると同じように、上司からだけでなく、同僚、
部下からといった多面的な評価を受ける方が健全です。


ということでISOWAの94年の歴史の中で初めて、幹部だけではあり
ますが、いわゆる360度評価を導入することに決めました。


導入する際、まず手間取るのは、評価項目の設定だそうです。
もちろん、評価者が文意を正確に理解できるようなワーディングについては、
導入のお手伝いをしてくれたアタックスさんのYさん、Hさんから、懇切
丁寧なアドバイスを受けました。

でもそれにしても、かなり短い期間でとりまとめることができました。
その点については、アタックスさんから、

 「さすがISOWAさんですね!
  日ごろからそういうことを話し合っているからこそです」

とお褒めの言葉を頂戴しました。

それは、結果的に、理念、リーダーシップ、戦略という三つの領域に
まとまりました。


被評価者の範囲は、役員、管理職の合計23名。
それぞれに一人に対して、上司、同僚、部下、合計平均10名が評価する
ことになったので、この多面評価に関わる人数はのべ250名にもなり
ました。

もちろん私は、23名全員の評価をしました。


ただ単に評点を付けるだけでなく、コメントを必須としました。
評点よりも、コメントにこそ、意味がある。そんな気持ちです。


そして、これらはすべてネット上で完結しており、誰が誰の評価をして、
それがどういう評価だったかということは、自動的に集計され、各自に
フィードバックされる資料以上のことは、社内の誰一人知らないという
匿名性の高い仕組みです。


でも、この多面評価の結果は、昇格、昇給には一切関係ありません。
これらはすべて従来の成長主義評価の結果で決まります。

今回の多面評価は、役員、管理職への昇進の参考資料に過ぎません。


そうして全員に評価結果とコメントがまとめられた資料がフィード
バックされたところで、私、上司、本人の三者面談が、一昨日から
スタートしました。


こういう公式の場で、役員や管理職全員と、個別に、人間力について
話し合うというのは、私も初の体験です。
業務上の前期の目標の達成度や、今期の目標設定のような内容は一切
話し合いません。
あくまでも、理念、リーダーシップ、戦略といった、どちらかと言えば
その人の氷山の下についての話し合いです。

今日までに、7人と面談しました。

一人45分間ですが、今のところ、とてもいい話し合いができています。

こういうきっかけがないと、あらたまった場って持てないですよね。
だから年に1回、仕組みとしてあることで、必ず話し合うことになる。

とてもいいことだと思っています。


まだ16人との面談が残っていますが、年内には全員完了予定です。

みんなと楽しく面談していきます。




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