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日曜の夜、久しぶりに映画館で映画を観ました。
大学の同窓生の友人の息子さんが主人公の映画ということで、紹介してもらいました。
主人公と言っても、それを誰かが演じるのでなく、本人の実際の生活を映画化した
ドキュメンタリー映画なのです。
主人公の武藤将胤(むとうまさたね)さんは、大学卒業後、広告代理店に就職。
数年後、全身が動かせなくなる進行性の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症。
しかしここからがすごい! 「自分の人生に自分で限界を設けたくない」、
さらには「20年後にはALSを治療可能な病気にする」という目標まで掲げます。
ここまでのことを公言し、その目標に向かって行動していると、賛同するプロフェッショナル
人材が「協力しよう」と集まって来るんですね。
一番驚いたのは、いくつかの文章を自分で読み上げ、それを録音すると、AIがその人が
その人の人工音声を再現する。気管切開しても、視線でパソコンに文章を入力すれば、
AIがまるでその人がしゃべっているようにその文を読み上げる。気管切開で声を無くしても、
最先端テクノロジーが自分の声を復元してくれる。
「自分の人生に自分で限界を設けない」という強い意志が、周りを巻き込み、病気でできなく
なったことを技術が補ってくれる。
『 No Limit, Your Life 』 というより 『 No Limit, Our Life 』
病気の人だけじゃなく、本来は健康な人も見習うべきこと。
健康な我々は、病気の人に恥ずかしくないよう、頑張らなきゃいけない!
背筋を伸ばしてくれる作品でした。
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