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9月に入って始まった日経のやさしい経済教室の連載。
テーマが『新たな時代の人事制度』。
連載初回に目を通していたら、
「人事制度が、企業と従業員のコミュニケーション・メディアである」
という一文に目が留まりました。
2回目には、
「新たな価値観を根付かせるためには、経営者や人事責任者が自らそれを
着想・信奉し、現場に粘り強く働きかけることが必要になります。」
ここまで読んで、
「なかなか面白いことを言う人だな~」
と思い、著者の江夏幾多郎という先生を調べてみると、2003年に一橋を卒業していました。
「まだ若い先生だな~」
今年春発表したISOWAの人事制度は
『ISOWAの理念を実現することができる人財になるべく道を指し示す羅針盤』
という位置付けですが、連載の内容は、今年、発表したISOWAの新人事制度と
通じるところがあって、とても興味深い連載だったので、経営チームやメンター・
チームにもこの連載のことを報せ、読むようにしてもらいました。
その連載も昨日が最終回でした。
「そもそも人事制度には、現場の従業員や管理者の解釈の余地が
必ず残されています。規則は『具体的な運用のあり方』ではなく、
手続きや禁則事項といった「運用の前提」を示すにすぎません。」
まったくです。規則、制度はすべて氷山の上。
しかし実際の運用においては、その組織の風土が鍵となります。
連載は終わったのですが、またどこかで生の講演を聞けたらいいな。
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