磯輪日記

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『祈りも涙も忘れていた』

2023年04月01日 21時02分14秒 | こんな本読みました

 

Kevinさんがブログにくれたコメントで紹介してくれた本です。

本当は、私へのお奨めではなく、ツノ坊のお兄ちゃんへのお奨めの書でしたが、何だか面白そう

だったので、私も読むことにしました。

 

伊兼源太郎さん。 恥ずかしながら、初めて聞く作家さんでした。

複雑なストーリー仕立ての警察小説です。それなのにキャリア警察官である主人公と、たまにバーで

合う女性との会話がとってもオシャレでした。 例えば、

 

  「お巡りさん、お元気そうで、なんでラマイオリヒの本を読もうと?」

  「本に呼ばれたからでしょうか」

  「キザっって言われません?」

  「つい先日」

 女性は小さな声を上げて笑った。口を開け過ぎない、上品な笑い方だ。

 

悔しいくらいオシャレな会話です。私には絶対にこういう会話はできません。

読んでいくうちに、主人公がKevinさんに思えてきました。 

そう考えると、Kevinさんはキザなんでしょうか? いい意味でですよ、Kevinさん (笑)

 

面白かったです。 私にしてはアッと言う間に読み終えました。

一流のエンターテイメントです。 Kevinさん、おススメありがとうございました。

きっとその内、映画化されますよ。きっと。

あ、そうすると、主人公は Kevinさん  楽しみだな~

 

ただ『ラマイオリヒ』という作家はググってもどこにも出てきません。

実在の作家じゃないのでしょうか? これも作者が投げ掛けている『謎』のひとつなのかな~?

 

 


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