赤道切り

きれいですね。さて、何でしょう？

ハイ、これはホームランメロンです。

でも普段見慣れたメロンとはちょっと違いません？

それもそのはず。普通、メロンを切る時、縦に切りますよね。
でもこれは、メロンを真っふたつに真横に切ったもの。
メロンを地球に見立て、赤道に添って包丁を入れるところから、『赤道切り』
と呼ぶそうです。

何で縦でなく、真横に切るのか？

それは、５００円で１万円の美味しさを味わうためなんです。

１ヶ月ほど前、出張先のホテルで、ＮＨＫの『ためしてガッテン』で見た
『今日はメロン記念日！　５００円で幸せ家族スペシャル』で紹介されて
いたものです。


先日、ツノ坊のお供でスーパーへ行ったので、試しにメロンを買ってみて、
今日、ガッテン流で食べてみました。

まずはメロンを真横から切る。



メロンは南半球（下半分）が甘いので、おいしい南半球を独り占めしようと
いう作戦です。１万円のメロンでは許されなくとも、５００円のメロンなら
これくらいの贅沢はいいでしょ　って感じです。

真横から切った断面（冒頭の写真）を見ると、中央の種が集まった部分と
果肉の部分がつながっている箇所が見えます。冒頭の写真では、断面を
時計の文字盤に例えると、２時と７時と１０時の位置に細い白い繊維状の
ものが見えますよね。この３箇所をハサミで切断します。

実はもう一箇所つながっている箇所があるんです。それは南半球の一番下
の南極の部分、つまり時計の文字盤に例えると長短の針を保持する中心の
真下です。そのつながった筋を切断するように、スプーンで中央の種の
かたまりをそっくりくり取って下さい。



写真を撮り忘れて、ちょっと食べちゃったけど、こんな感じですよ。

こうすると食べる時にどうしてもお皿にこぼれてしまう一番おいしい
中心部のメロンの果汁が、きっちに中央の穴に残り、余計においしく
食べられるんです。



完食すると、こうなります。
名付けて『地球食い』だそうです　


こうなると、気になるのは残ってしまった美味しくない北半球です。
しかしご心配なく。番組ではちゃんと北半球の食べ方も指導して
くれました。

同様に中央の種の部分をくり抜いた後、ここに牛乳を入れて、同じく
地球食いするんだそうです。お酒好きの方にはブランデーもおススメ。

さらに最も美味しいのに、くり取ってしまった種の部分。
これもしっかり利用する方法が教授されていました。

種をこして果汁を取り出し、これにサイダーを注いで、アイスクリームを
トッピングするというメロンクリームソーダ。




申し訳ありませんが、この北半球の地球食いと、メロンクリームソーダは
まだトライしていないので、番組情報だけです。
もちろん南半球の地球食い後も、北半球、種、ともにしっかり冷蔵庫に
保存していますので、必ず、試食、試飲しますので、よければ週明けに
でもお問い合わせ下さい。

それ以上に、ぜひ私に先駆けて、味わってみるっていうのはどうですか？
食べたり、飲んだりした方の感想お待ちしてます。


さて、幸せなメロンの味わい方。
みなさん、ガッテンしていただけましたでしょうか？