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宇多田ヒカルの曲じゃありません。
あれは " Time will tell. " ですからね。
その頭に " Only " がついてます。
私の好きな作家の一人、イギリスのジェフリー・アーチャーの最新作です。
邦題は 『時のみぞ知る』です。
彼の作品はおそらく10作くらいは読んでいると思います。
今回の作品も、彼の得意のパターンの、イギリスで同時代を生きる同年代の
若者(男性が多いような気がするな)が運命にもてあそばれながらも、必死に
生きる様を描いた作品でした。
ストーリーの展開が実に面白くって、ついつい先を読みたくなる。
彼の術中にはまってしまいます。
上下二巻なのに、ページが最後に近付いて来て、
「これでどう終わるんだろう?」
と心配してたら、『クリフトン年代記』というサブタイトルが付いていて、
今回の上下二巻はその第一作目に過ぎないということ。
すでに本家のイギリスでは、第2作目どころか3作目も発売されていて、
どれも大成功を収めているということが、あとがきに記されていました。
さすが国会議員になり、刑務所にも入った経験もあり、その経験を元に
小説まで書いちゃうというジェフリー・アーチャーですね。
1作目の終わりが度肝を抜く終わり方だったので、ますます2作目以降が
待ち遠しいです。
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