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終戦記念日の頃、放送された、
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『昭和天皇は何を語ったのか』という番組。
サンフランシスコ講和条約締結に合わせて、天皇陛下が国民に向けてお言葉を述べる
ことになりました。
天皇陛下はその中に、自らの意思に反して軍部が開戦を強行したこと、そしてそれを
止められなかったことに対する強い反省と責任を盛り込もうと、原稿を準備しました。
しかし、それに対して当時の吉田茂首相は:
・戦争責任論が再燃する
・講和条約発効という前向きな時節故、過去の暗い記憶は
ぶり返さない方がいい
と主張し、天皇との間で意見の対立となりました。
象徴天皇制となった今、天皇は政府の意向に従い、政治的な発言は避けるべきと、
天皇の想いを最大限尊重しつつも、政府の考えに従ってもらおうと、その両者を
取り持ったのが、田島道治初代宮内庁長官でした。
番組で、天皇と田島長官の二人のやり取りの場面が何度も登場しました。
天皇の想いは重々分かっているけど、それを「良し」とは言えないどころか、
その正反対の考えを天皇に伝えなきゃいけない。 田島長官の苦渋の面談。
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その場面を見た瞬間、ドキッとしたんです。
そのシーンは、どうしても分かってもらわなきゃいけないこと、言わなきゃ
ならないことをわが社のNくんが私に話しているシーンのように見えるんです。
もちろん私とNくんの関係は、天皇と宮内庁長官とは違い、もっとフラット
だけど、私を諫めたり、それとなく導いたりする必要があることもあるだろう。
このテレビのシーンは、そんな時のNくんに見えたんです。
でもそういう参謀がいるから、私も20年近く社長を務めることができたんだと、
このシーンを見ながら、思ったんです。
昔、むかし、
私の間違い(実際には間違ってはいなかったんですが)を指摘して
くれたMくんからのメールに対して、お礼を言いつつ、
『私をはだかの王様にしないでね』
と全社員にメールを出しました。
すると、このやり取りを読んだ、社楽のMくんが『社楽まがじん』で、
『はだかの王様、はだかの庶民』と取り上げてくれたことがあったね。
あれは、本当にうれしかった。14年前のことか・・・
14年経った今、もう一度、ISOWAビトのみんなにお願いしよう。
ISOWAのために、言いにくくとも、言わなきゃいけないことは、
「ニッコリ笑って」ぜひ聞かせてね。
私をはだかの王様にしないでね。 頼んだよ。
理屈は氷山の上、感情は下
「惚れた弱味😊」は、
向き合う礎ですね🤝
こちらこそありがとうございます。
これを読んで今の若手の方たちは
どのように感じるのでしょうか?
少しばかり興味があります。
27年間、会社での妻役、ありがとう!
本当に、今の若手はどう感じるのか、
ぜひ読んで欲しいな。