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ジェッダといえば、VIP待遇。
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出入国のVIPぶりは去年の様子を読んで下さいね。
さてそのVIPレセプション。こんかいはその様子をみなさんにももう少し
知らせようと、ジェッダに飛行機が着陸した時からカメラを用意して、
せめて機内から、できればタラップの上から出迎えの様子を写真に撮ろうと
構えていました。
飛行機が徐々に停機位置に近付く。窓越しに、迎えのリムジンを探します。
ところが見当たりません。
「
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と思い、地上に降り立つものの、黒塗りのリムジンは現れません・・・
地上係員は、一般乗客用のバスに乗るよう促すので、
「出迎えが来るはずなんだけど」
「VIPレセプションですか?」
「イエス」
「でも迎えの車は見当たりませんね~
どうします? バスで行きます? ここで待ちます?」
ちょっと悩みましたが、結局、
「少し待ちます」
ということに。
同行のOくんがお客様に連絡するも、つながりません。
「困ったな~」
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と顔を見合わせていたら、
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来ました、来ました。ヤレヤレ
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空港内でVIP専門の送迎をする業者なのに、遅れて来ても
「すみません」の一言もない。これが中東です。
その後は、VIPラウンジにも入ることなく、5分後には空港を後にして、
ホテルへ向かうことに。ジェッダ空港は設備も古く、規模も小さいので
同行のOくん曰く、
「普通なら1時間や2時間はザラ」
らしいのですが、私は毎回このパターンでその経験がありません。
VIP専用ターミナルに到着すると、お客様の担当者が待機してくれています。
「リムジンが来ていなかったので、バスに乗らずに、待っていました」
と伝えたら、
「それは大正解です!
バスに乗っていたら、大勢の一般入国客の中から二人を探し
出すのが大変でした」
さてVIP待遇というのは、出入国だけじゃありません。
スケジュールもVIP並みです。まるで安倍総理並み。
つまり分刻みで、予定がビッシリなんです。
オマーンのお客様を午前中訪問し、ランチをご一緒し、マスカット空港から
3時間半掛けてジェッダに到着したのが夜の7時。8時前にホテルにチェック
インすると、8時半にお迎えがあります。
そこからお客様の自宅へ夕食に招かれます。
私がインド料理が好きということはもう有名なので、数々のインド料理が
用意されていて、自宅なのに、ビュッフェスタイルの夕食です。
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話が弾んで、想定していたとは言え、12時まで。
「そろそろ帰らないと、車がカボチャに化けちゃいますから」
と失礼しました。
楽しい時間だったので、こんな時間になっていて、ビックリしました。
ホテルに戻ると、12時半。真夜中の12時半ですよ。
普通なら、ここからブログを書かなきゃいけませんが、ある程度遅くなる
ことは想定内でしたから、マスカットからジェッダへ移動する機内で
その日のブログは書き上げていました。
こういうところは、伊達に8年近く毎日ブログを更新している訳じゃない。
時差や長時間移動のある海外出張中でも、欠かさずブログを更新する術は
しっかり心得ていますから。
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しかし部屋に入ると、何か違和感が。
「アレ
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本来なら届いているはずのスーツケースが届いていません。
ホテルも超豪華なホテルのジュニアスイートで、ドアからベッドにたどり
着くのに、少々歩かないといけないし、入り口の左右にも、一人くらいなら
寝られそうなちょっとした部屋があるので、どこかにあるはずとキョロキョロ
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「おかしいな~」
と思っていたら、Oくんから電話があり、
「社長、荷物届いています?」
アチャ
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結局、荷物が届いたのは、翌朝(というかもうその日の朝ですね)。
もちろんこの日も朝からお客様を訪問し、2時ごろから5時までランチ。
先にパスポート、チケット、荷物は空港に持参してもらい、出国の手続き
すべて事前に済ませておくために、ホテルに戻って大急ぎで荷造りして、
荷物だけを先に出し、その後チェックアウト。
いつものことながら、ジェッダに滞在したのは、25時間半だけです。
もちろん出国もVIP。
実際に我々が空港に送ってもらうのは、空港付近が工事中なので、余裕を見て、
それでも出発時刻の1時間前。
そこから45分ほど、VIPラウンジでお茶を飲みながら過ごして、
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またまたリムジンでタラップの下まで送ってもらい、総2階建てのエアバス
A380で3時間掛けて再びドバイへ。そこで2時間待って、9時間掛けて
関空へ。
もちろん機中でその日のブログは書き上げます。iPad様様です。
こうして自宅に着いたのは、夜の8時半。
そこからトランクの荷物を整理して、軽く食事を取り、訪問したお客様にお礼の
メールを出して、久々にゆっくりお風呂に入り、ベッドに入ったのが12時半。
朝までぐっすり眠りました。
そうして今日は、出社は失礼して、自宅で返事を帰国まで延ばしていたメールや
仕事の処理を。
海外に限らず、国内でも、こうやってタイトなスケジュールで出張できるのも、
いつもあれこれ世話をしてくれる社員あってのこと。
私のことをあれこれ配慮してくれつつ、同時にお客様のところでも、ホテルでも
精力的に仕事をこなしてくれるISOWAビトたちに、いつも頭が下がります。
心からお礼を言います。
ありがとうございます。
さて帰国したので、また頑張ります。
大好きな家族とISOWAビトのために。
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こんなに便宜をはかってもらえて、こんなに光栄なことはありません。
でもいろいろハプニングがあって、ハラハラドキドキ、でも
楽しめたね。
ありがとう!
1日遅れで私も先程帰国しました。
昨年も思ったのですが、ご一緒させていただくと、
本当にVIP待遇で感激ものです!
一度VIPを知ってしまうと、通常のサウジ出張にて
出入国で長い時間並ぶのが更に嫌になってしまいますね(笑)
今回はスーツケースが届けられていない
トラブルがありましたが、それ以上に
沢山の良い思い出に残る出張となりました。
ありがとうございました。