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わが社の行動指針は、
『スピードと対話』
1)オレがやる - チャレンジこそ最高の美徳
2)協力する - 信頼し合い、相談し合える人間関係
3)明るくする - ものが言える自由な雰囲気
です。
数年前に、英文のHPすっかり作り直した時、この行動指針も英語化しようと
いうことになり、貿易グループがISOWAアメリカのバイリンガルの社員と
相談して、
"Quickness and Interaction"
(1) Initiative - Accepting challenges is the highest virtues
(2) Cooperation - Nurturing trust and communication among people
(3) Environment - We value your opinion and expression
と決めました。
この時のプロセスに、私は一切タッチしていなくって、知らない間に決まって
いました。もちろんバイリンガルで、しかもわが社の社員が私の思いも理解した
上で訳してくれたので、間違っているはずはないのですが、当初からどうも
釈然とせず、何か心に引っかかるものがありました。
今回、【ISOWA PRESS】の英語版の発行に際して、
「ちょうどいい機会だから、もう一度別の目で英語版を見直してもらおう」
と、【ISOWA PRESS】の英語訳に協力してもらっている別のバイリンガルに
従来の英語版を見せずに、相談したところ、
"Speed and Dialogue"
(1) "I'll do it!"
- Challenging ourselves--that's the greatest virtue
(2) Cooperating
- Relationships where you can rely on and consult one another
(3) Lightening up
- A laid-back atmosphere where you can speak your mind
という訳が。しかしこれじゃあかえって変だよね~ってことになって、これまで
の英語版を見せた上で意見を再度聞きました。すると、
"Quickness and Interaction"
(1) Initiative - Accepting challenges is the highest virtue
(2) Cooperation - Nurturing trust and communication among people
(3) Environment - We value your ideas and opinions
微修正されて、戻ってきました。
「う~ん、これじゃあ変わり映えしないよな~」
そこで、この行動指針の日本語版の発案者自らお出ましです。
自分がこの行動指針に込めた思いを、あれこれ悩んで英語にしてみました。
それがこれです。
"Dialog Interaction, and then Quickness"
(1) Take the Initiative
- Challenging is the highest virtues
(2) Extend a hand
- Nurturing mutual trust and communication among people
(3) Brighten the air
- Creating a frank and open air
これを社長が考えたものとして送ると、向こうも遠慮して正直に意見を言わなく
なっちゃうと、貿易グループのM君が配慮してくれ、M君自身が考えたものと
して、もう一度見て欲しいと相談したところ、
「今回いただいたミッションステートメントは、やはり社員様が直々に
お考えになったものということで、社員としての誇りが伝わる、お気持ち
のこもった表現になっており、全体的にはこちらの方がよいのではないか」
という意見が返ってきました。
その上で、
「 (3) Brighten the atmosphere
- Creating a frank and open atmosphere
については、atomsphere が繰り返し出てきます。
これがちょっと気になるので、前回ご確認いただいたもの
(3) Environment -- We value your ideas and opinions
を参考に、いずれかの atomsphere を environment に入れ替えては
どうかと思います」
とのコメント。
こうしてとうとう、
"Quickness and Interaction”
1) Take the Initiative
- Accepting challenges is the highest of virtues
2) Extend a hand
- Nurturing mutual trust and communication among people
3) Brighten the atmosphere
- Creating a frank and open working environment
という形にまとまりました。
私としても、ず~っと引っかかっていたものが取れ、とてもすっきりした
ISOWAの行動指針の英語バージョンが完成しました。
まだISOWAの社員でも、英語版を知らない人がたくさんいると思うし、
こんなやり取りが何度もあって新しいバージョンに切り替わったっていうことも
ほとんどの人が知らないと思い、完成までの思いのやり取りを公開しました。
これから英語で部署紹介する人は、ぜひ憶えて欲しいな。
そして貿易グループの人たちは、いろんな場面でこのフレーズをドンドン活用
して下さい。
ちなみに韓国語版はこんなです。
스피드와 대화
1] 내가한다
– 도전이야말로 최고의 미덕
2] 협력한다
– 상호간의 신뢰를 바탕으로, 허심탄회하게 상담 할 수 있는 인간관계
3] 밝게한다
– 자신의 생각을 이야기 할 수 있는 자유로운 분위기
残念ながらこちらには手も足も出ませんでした。
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だれかどう良くなったのか日本語でご説明を
すみません
"Speed and Dialogue"
(1) "I'll do it!"
(2) Cooperating
(3) Lightening up
スピード感や躍動感が伝わってきますから。
これに対して2番目の”I'll do it”バージョンは完全な直訳といえます。まさに言葉どおり。わかりやすいかもしれませんが、意味をきちんと理解していないともしかしたら日本語でもこのようにとらえられてしまうのかな?という感じがします。
そして最終版ですが、これもいってみれば直訳なのかもしれません。でも意味を理解した上での直訳という気がします。特に個人的にスゴイと思ったのが”Extend a hand"!! この言葉を考えたご本人にしかでてこないような訳だと思いました。ある意味日本語版よりもわかりやすい表現になっているような気がします。
どうしても私たちはバイリンガルやネイティブの人がいえば「ああ、そうやっていうんだ」と納得してしまいがちですが、あえてそこを「もっといい言い方があるんじゃないか」と疑問をもって声をかけていただいた社長に感謝です。
おはようございます。
ISOWAの社風を感じていただけるようにするために、色んな工夫がなされているのをみて、僕ももう少し工夫して、修正を重ねていきたいと思いました。
変更などがありましたら、またご報告します。
皆さんの想いのこもった英語版ISOWA行動指針、世界に向けてしっかり発信して参ります
もちろん韓国版も活用させて頂きます
ニュアンスの問題だから、上手く説明できません。
貿易Mくんのコメントを参考にしてください。
確かにこのバージョンには躍動感がありますね。
でもちょっと深みが無い様な気が・・・
お褒めの言葉ありがとう。
私も"Extend a hand" とても気に入ってます。
ひょっとすると日本人により分かりやすいのかも
しれないね。
でも現代的な日本的風土改革に取り組んでいる
わが社としてはピッタリとも言えるかもね。
せっかく訳してもらった韓国バージョン、フォントの
関係でうまく表示できなかった・・・
残念・・・
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頼んだよ。よろしくね。