
コーチアカデミーの2回目でした。
今回は、コロナが再燃してるので、オンラインで実施しました。
今日のテーマは『質問力を高める』です。
『質問力』といっても、我々が追及したいのは、
いかに相手に気づきを促すような質問ができるか
という意味での『質問力』です。
質問にはレベルがあると進行役のTさんは言います。
一般的な質問というのは、分からないことを質問するという Step1の質問ですね。
そうではなく、「相手の思考を整理してあげる」Step2の質問、さらには「相手に気づきを
促すことができる」Step3の質問のことです。
それを磨く方法として、Tさんは『質問会議』というスタイルを取りました。
これは、
まず各自、自分の悩みを提出する。
その中から選ばれた人は、自分の悩みを簡単に話す。
それを受けて、上記のようなやり方で学び合っていきます。
ただ意見やアドバイスは厳禁です。 質問だけです。 繰り返します質問だけです。
また同じような質問も不可。他の人と違った質問をする。
こういうルールです。
実際悩める子羊からどんな悩みの告白があったのかというと:
kくん
「『質問のレベル』の内、 STEP2、STEP3 の質問ができない。」
Sくん
「部下のことを考えると、ついつい自分で引き受けてしまう」
Fくん
「自分ができていないことでも部下に「やりなさい」と言わなければならない」
Yくん
「組立Gは人が多いので全員の意見をうまくまとめられない」
この日は以上4人でしたが、さて、みなさん、みなさんならこの4人の『思考の整理』や
『気づき』を促すために、どんな質問をしますか?
形は質問でも、実は、自分の考えに相手を誘導するような質問は『質問』とは見なしません。
「これは難しいな~」
と心配してたんですが、20名近い参加者はそれぞれ我先にと質問をするじゃありませんか!
「よく質問考えられるな~」
本心驚きました!
上記の4人が役に立ったと評価した質問はそれぞれ次の通りでした:
Kくん
Kさんが部下に意見をして、Kさんの意図は実現しているの?
Sくん
メンバーの人たちは、それでSさんに感謝してるの?
Fくん
Fさんの本当のモヤモヤの正体は何だろう?
Yくん
上司が言うからしょうがいないとあきらめて上司に従ったことは
ありますか?
どうです、みなさん?
「質問よりアドバイスの方がより伝わりやすい」
って思いません? 私は思っちゃうんですよ。
でもTさん曰く、
「本当はアドバイスの方が難しい。
アドバイスでできるのは、説得だったり、良くて納得。
アドバイスで気づきを与えることはできません」
う~ん、確かにそうだよな~
私の悩みへの質問じゃなく、4人のコーチへの質問だったけど、私にもいろんな気づきを
与えてくれる質問がありました。
コーチのみんなと一緒に勉強中の私です。
私も、まったく自信がありません。
教えて下さい。
しっかり質問力を付けて、Sくんのジレンマが
解決されることを期待してるよ。
ありがとうございました。
いい質問って、難しいとつくづく思いました。
いい質問が出てくると、「おおっ!?そう来たか!」と、
質問力を育てる大切さをその場で感じるのですが、
なかなか自分ではできなくて。
かなり刺激的でした笑
質問以外でも気づきがあり、+αで学ぶことができました。
どんどん変わっていけるように頑張ります。
みんなで楽しく、頑張ろう!
いい仲間といい場で学ぶ。
幸せだね。
私も、もっと若い時にこういうことを学べたら
よかったと しみじみ思います。
いい質問することの大変さが分かりました。
また質問を受ける際も皆さんが良く考えてくれてNさんの言う通り本当にみんないい人だなあと改めて思い私も嬉しかったです。
良い勉強の機会をいただいているので仲間の為にもまずは質問力を上げたいと思います。
コーチの皆さん頑張りましょう!
今回質問を受けてみて感じたことですが、
何よりも自分の気づきのために、みなさんが一生懸命に考えて質問してくれている、ということがひしひしと感じられたことがとても嬉しかったです。
共に会社を盛り上げていく仲間とこういう形でコミュニケーションをとる場があることに感謝しています。
質問をされたヒトも、質問をするヒトも共にしっかり
考えていないと(おかないと)、いいキャッチボールできない。
質問をされたヒトは、自身の課題をさらに見つめながら
日々の業務に就く機会を得る。
質問をしたヒトは、思考を整理し、気付きを促す質問とは?
という難易度Eの超大技をその身をもって体験・勉強する機会を得る。
とても恵まれた環境です。