磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

寡占に勝者はいるのか、いないのか?

2021年12月21日 21時25分29秒 | マーケティング・センス

 

月曜の日経の朝刊の記事です。

横書きのメインの見出しに目が留まりました。

次いで、縦書きのサブの見出しの270と3という社数は何だろうと考えました。

みなさん、270社と3社、何だか分かります?

 

流通の話なので、3社は何となく分かりますね。 そう、コンビニのセブン、ファミマ、

ローソンの大手3社です。 じゃあ270社は?  こちらは全国のスーパーマーケットの

社数だそうです。270社もあるんですね。

コンビニも、元をたどれば、全国制覇を目指した大手スーパーから生まれ、同じDNAを

持って全国制覇を競ってきたと言うのが正しいのかもしれません。

 

でも今だに地場の中小スーパーは数多く存在するんですね。

あのイオンが経営するマックスバリューでさえ、「約(?)15の地域法人に分かれて

いる」そうです。

 

 「川一本挟んだだけで、味噌やしょうゆの味や色が異なる。」

 

実際、先日三重県の話が取り上げられていたテレビのドキュメンタリー番組でも、主人公が

 

 「この川を挟んで、向こう側は白味噌、こちら側は赤味噌」

 

って紹介してました。

 

全国同質化し、寡占化を実現したけど、激しい競争にさらされるコンビニ業界と、地域

多様性を温存し、数多くの企業が残っていながら、主要都市部以外では棲み分けができて

いるスーパー業界。

 

「資本と競争の論理とは一線を画し、地域社会を守るところに存在価値が宿るはず」

こういうスーパーにはぜひ頑張って欲しい。

 

そう思っていて、昔、スコラさんの経営者アカデミーでご一緒した広島の三和ストアーさんを

思い出しました。 どうしてるかなと思い、ググってみたら・・・

 

  2019年(平成31年)3月15日をもって全店舗を閉店。

  一部店舗はフジの子会社フジマートに譲渡された

  その後、2020年8月13日に特別清算開始決定を受けた。

 

とあり、ちょっとショックでした。 

 

果たして、寡占に勝者はいるのか、いないのか?

中小企業の経営者としては、寡占市場であっても、その中で違いをつくってつなげ、長期

利益を実現する地場のスーパーに頑張って欲しい。

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうですね (磯輪)
2021-12-22 19:13:40
 (山)さん

実際、社数的にも段ボール業界と似た話
ですね。
どんな軸で大手と自社を差別化するのか?
ここが思案のしどころですね。
返信する
Unknown ((山))
2021-12-22 10:22:39
270社と2社、つい我が業界を想像してしまいました。
コンビニやスーパー市場は分かりませんが、段ボールで言えば、寡占化は買う方にとっても“良し”では無い、と思っています。

地場企業、本当に頑張って欲しいです。
返信する

コメントを投稿