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先月後半にこのブログで三部作で書いた『「良心」から企業統治を考える』シリーズ。
今の マイブームです。
そんな興奮もまだ冷めやらぬ中ですから、今朝の日経新聞の第5面に、米国コロンビア
大学のグリーンウォルド教授の
『企業統治、日本型模索を』
という記事が目に飛び込んで来ない訳がありません。
最も賛同したのが、この部分です。
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まさに私が思っていることですし、一橋大学の田中一弘先生の提唱することです。
本当に残念なことは、こういうことをなぜもっと田中先生の様に日本から発信できない
のかということです。
結局日本人は、海外から評価されない限り、自分たち固有の『良さ』を単なる『古さ』と
しか捉えられないのかと、情け無くなります。
それにしても当のアメリカの大学権威ある先生が、安易に欧米流に流される日本企業へ
警鐘を鳴らしたことを共に祝おうと、田中先生に喜び勇んでメールがしたら、早速お返事を
頂戴しました。
「グリーンウォルド教授の記事を私も読みました。外から言われないと
やらないというのは情けないと思う一方、「株主の権利」ばかりを
強調する(日本国内の)人々には「こういう外からの声があるのを
無視しないで、まじめに考えてみてくださいね」とも言いたいところです。
いずれにせよ、私たちとしてはそれぞれの持ち場で粛々と(←という
表現は最近評判悪いですが・・・)進んで行くのみですね。」
さすが田中先生! 私の一歩も二歩も上を考えていました。
大学と企業、住む世界は違うものの、同じ志を持っている仲間(僭越ながら)。
想いを共有できること、そして自分の思考を高めて下さることの素晴らしさをしみじみ
感じました。
そうです「粛々と進んでいくのみです」!
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