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御触れ書きの立て札のようなもの。『高札』って言うそうです。
決して、私、お尋ね者じゃありませんよ。
子供たちが長くお世話になっているある方から、
「四季折々の花を庭に植えるので、その花に関した和歌や平家物語の
一節を書いてくれない」
と依頼されたんです。そう、私にね・・・ そんな訳はないですよね。ツノ坊にです。
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高札には、百人一首の小野小町の
『花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに』
という歌。
そして、
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小さな札には、
『七重八重花は咲けども山吹の
実の一つだに無きぞかなしき』
という後拾遺集の中に醍醐天皇の皇子中務卿兼明親王が詠まれた歌を。
さらには、平家物語の一節を書いたものもありましたが、それはすでにご依頼主に
手渡し済みです。
わが家にもちょっぴり古典の香りが漂いました。
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久々の書き込みです。
書道ネタということで、思わず書いてしまいました。
何を隠そう、私、大学の時に書道部でした。
妻も書道部で、小学生の娘にも書道をさせる徹底ぶりなのです。
最近も、実家の京都に行って、古今和歌集や明月記の本物を見てきました。
さて書かれている仮名を拝見しましたが、
力強い字でお上手ですね。
濃い墨がよく映えていると思います。
またお会いした際に、またお話できればと思います。
まずは取り急ぎ。
そうだったんですか! 書道部カップルですね。
高札と言えども、木ですから、紙に書くのとは
違い、難しかったそうです。
本人としては、先に完成させ、依頼主に渡していた
平家物語の方が出来が良かったと言っていました。