磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

『ルーズヴェルト・ゲーム』

2012年05月27日 18時04分03秒 | こんな本読みました

『空飛ぶタイヤ』に先を越された『ルーズヴェルト・ゲーム』でしたが、
こちらもアッと言う間に読破しました。

さすが今私が最もお気に入りの池井戸潤さんです。


今回のテーマは、企業内スポーツ。その中でも実業団野球。
リーマンショックで大口得意先からの有無を言わせぬ大幅発注減や、
開発前倒し要求。急激な業績悪化によって、銀行からは大幅なリストラを
求められ、指名解雇が始まった電子部品メーカー青島製作所。

以前は強豪だった野球チームも、今は昔。弱小チームに転落し、

 「社員の首切りする前に、年間3億もかかる野球部を廃部しろ」

という声が銀行だけでなく、社内からも噴出。
さあ、どうなる・・・





リストラの先頭に立つのが総務部長の三上。
しかしこの三上、野球部の生みの親であるオーナーの青島会長の意を受けての
野球部長でもある。

仕事と野球の間で揺れる三上。その中で、三上がこう言いました。

 「野球部は、道楽でも、無駄なコストでもない。
  青島製作所にとって必要だったから、そこにあるのだ。
  青島製作所のアイデンティティの大きな一角を、
  野球部は占めている。そのアイデンティティは、
  内向きなものではなく、世の中に対して発信される
  会社のスタイルであり、ポリシーであるはずだ。」

この本の中で一番心に残った言葉です。

ISOWAだってそうです。

ISOWAが生み出す機械、サービスは、ISOWAのアイデンティティその
ものであって、そのアイデンティティは内向きなものではなく、世の中に対して
発信される会社のスタイルであり、ポリシーだと思うからです。

ISOWAが生み出す機械、サービスには、世界一の社風を目指すISOWAの
魂がこもっていて、誰が見ても、それが一目瞭然でありたい。
それが「業務のど真ん中で風土改革の成果を出す」ことだからです。

燃えました。


で、野球部はどうなった?
本のタイトルの『ルーズヴェルト・ゲーム』の意味は? 

知りたい人は、ぜひ本を読んで下さい。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私見ですが (磯輪)
2012-05-28 21:26:48
 acbさん

『下町ロケット』『空飛ぶタイヤ』『ルーズヴェルト・
ゲーム』 3冊読みましたが、私は『空飛ぶタイヤ』が
一番よかったです。
その理由は、社員はもちろん、家族も一緒に乗り越える
という描き方が特にグッときたからです。

『自分と自分の愛する家族の幸せのために働く』会社
づくりが目標ですから。
返信する
Unknown (acb)
2012-05-28 08:43:16
磯輪さん こんにちは
空飛ぶタイヤ 面白かったから コレも面白いんだろうなぁ・・・
今ここ経営論 停滞中ですが コレも読んで見ますね
空飛ぶタイヤのあとがきを読んじゃいましたから
全部読破したい気持ちになっています。
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