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工場内の大型の工作機械の奥に鉄棒が出現しました。
これ、一体何だと思います。
「きっと社員の健康のための運動用でしょう?」
・・・てなことはありませんよ。
もちろん、物干し竿でもありません。
この大型の工作機械では、ごく稀に、機械の点検、修理のために、人がこの機械の
上に上って作業することがあるんです。
この写真で見ると、あまり高そうに見えないかもしれませんが、実際には、
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通路を挟んだ反対側で作業している社員の姿と比較すれば、おおよその大きさは
わかってもらえると思います。
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フロアーから作業する機械の上面までおよそ3m。
鉄棒の位置はさらにそれより1mくらい高いので、地上4mです。
しばらく前に、工場を巡回していた時、この高さで作業している社員たちを
発見しました。
見ているだけでも、恐ろしい感じがするほど、危ない作業なのに、安全帯を
装着していません。
「案全帯なしで、そんな高所作業はダメじゃないか」
「頻繁に上り下りしなきゃいけないので・・・」
案全帯を固定する箇所が無く、無理にセットすると、今度は中腰で作業
しなきゃいけなくなるので、ついつい安全帯無しで作業してしまうとの
こと。
しかし、それでもしこんな高さから転落でもしたら、最悪死亡事故にも
つながりかねません。
この時の会話がきっかけで、
あの高所でどうしたら安全に作業できるのか?
を真剣に考えるようになり、その結果が『鉄棒』もどきとなったんです。
あれ、これ、知恵を絞った様で、私が通りかかったら、
「社長、あの時の・・・」
とお披露目してくれました。
安全帯の装着バーを機械に外付けするとは考えましたね。
フロアーへ固定しているボルトを外して、隣に並んだ機械にもセット
して使えるようにもなっているそうです。
考えれば、知恵は出るもんです。
ぜひ、安易に妥協せず、安全も、i機も、止めません 止まりませんも、
世界一の社風づくりも、知恵を出し合い、より良いものを追求し続け
ましょう!
を考えたらこのような鉄棒の形になりました。
まず一歩前進できました。
まだまだ改善できる所があると思いますので
安心せず、本当の安全を考え抜きます。
ありがとうございました!
安全帯だから、安全に使わないと意味が無い
よね。
健康機ならぶら下がるけど、これはぶら下がら
ないようにしようね。