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昨年の7月に来社したJICAベトナム日本センター2017年度ハノイ経営塾本邦研修
一行。
ベトナムの経営者のみなさんととても楽しい交流ができました。
その中に、ハノイ貿易大学の先生が数名混じっていて、ISOWAの理念経営に
強く興味を持ってくれた Lanさん という女史が、帰国後もメールで質問を
してきてくれました。
このLanさんという女性は、ISOWA訪問時に私の講演後、こんな質問を
してくれた女性です。
「磯輪社長は『世界一』の社風を目指すと言っていますが、
実際には他社と比較して『世界一』というのではなく、
自分たちが目指す理想を突き詰めるという意味で
『世界一』と言っているんだと思いました」
どうです、このすばらしいコメント。
「とても勉強になりました。ありがとう。
素晴らしい経営者になりますよ」
とお礼を言いました。
その後も、見学して終わりじゃなく、こうやって見学後も交流が続くっていうことが
とてもうれしいじゃないですか!
彼女や、それ以外の参加者からは、ISOWAが『日本でいちばん大切にしたい会社』
大賞を受賞したら、早速、お祝いのメールまで届いたんです。
ブログを翻訳して、読んでいてくれるんです。
ありがたいですね。
そうこうしてたら、今度は、Lanさんから、
ベトナムの全国学会で発表した『日本企業の組織風土とベトナム
企業のための学び』という論文をお届けします。
要約は英語で書かれていますが、それ以外はすべてベトナム語で
書かれていることをお詫びします。
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その要約にはこんなことが書かれていました。
「組織文化、企業文化は組織の特別な資産であり、かつてはとても
重要な精神的な宝物とも考えられていました。本論文では日本の
企業文化の共通の特性を分析するための背景として組織文化の
定義、重要性、構造を見直している。
特にパナソニックとISOWAの組織文化を調査分析し、優れた
点に関する情報を提供し、ベトナム企業の知恵としたい」
Lanさんからは、
論文の中では、ISOWAのことについて多く述べています。
ベトナム企業はISOWAから何かを学んでくれることを期待
しています。
将来、このテーマに関して調査プロジェクトを企画して、さらに
磯輪社長やISOWAと協働できることを楽しみにしています。
という連絡がありました。
Lanさん、ありがとう!
確かに論文の中には、『Panasonic』と並んで、何度も『ISOWA』という文字が
見られますが、それ以外はベトナム語なので、要約以外はどんなことが書かれている
かは分かりません。
少し前に、今年もベトナムからの視察を受け入れて欲しいという依頼がありました。
今年も、またすてきな出会いがあるといいな。
世界一の社風づくりの競争相手は、自分たち
自身ですね。
自分たちが本当に納得できる社風を磨き上げて
いこう!
私のfacebookにLanさんがコメントしてくれています。
せっかくだからMNWくん、自己紹介しつつ、
このコメントを英語で投稿してあげてよ。
Lanさん、とっても喜ぶと思うよ。
ああ!と思いました.
というのも,最近
「今,世界一社風のいい会社って具体的にどの会社なんだろう」
ということを考えていたからです.
もし,ISOWAの他に世界一社風のいい会社があったら,
競争することになるのかな?と考えていたのですが,
Lanさんのコメントでとてもスッキリしました.
わたしが未熟なだけかもしれませんが,
ISOWAの社員でなくても,私達の理念をここまで
落とし込めるというのは,とってもレベルの高いことだと思います.
新たな気づきを得るきっかけとなったLanさんと
それを発信してくださった社長に感謝です.