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学生時代の下宿 晴和荘 で、毎晩、我われ下宿生のためにおいしい夕食を作ってくれた
晴和荘の若女将 加代ちゃん。
67歳で逝ってしまいました。
6人の下宿生、そして自分の家族の胃袋を一手に預かって、それ以外にも下宿生たちを
まるでわが子か、わが弟のように、しつけ、育ててくれた、肝っ玉母さん。
加代ちゃんとそのご主人だった和ちゃん。
世間知らずの、(自分で言うのもどうかと思うけど)ぼんぼんだった私に、世の中は
どういうものかを教えてくれた、私の恩人でした。
二人のおおらかで、明るいキャラクターを慕って、多くの人が集い、いつも賑やかな
下宿でした。
そんな加代ちゃんを送ろう、そして残された和ちゃんを励まそうと、当時の下宿の先輩、
同僚、後輩たちにできる限り連絡を取りました。
その結果、懐かしい先輩、後輩たちが集まってくれました。
ありがとうございました。
会場には、
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こんなお花も供えられていました。
匠というのは加代ちゃんの息子。彼の友だちたちからの花です。
この名札が加代ちゃんの人となりを極めて端的に表しています。
昨夜、お通夜が終わって、下宿の先輩たちと食事をしようということに。
そこにしばらくすると、何と喪主の和ちゃんが登場。
市立の聖苑なので、9時以降は付き添いもできないそうなんです。
加代ちゃんを偲びつつ、加代ちゃんだったらきっとこうして欲しいはずということを
考え、決して湿っぽくならず、明るく、加代ちゃんや当時の下宿を思い出して、
語り合いました。和ちゃんを少しでも寂しくさせない!
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考えてみれば、加代ちゃんがこうやって我われ下宿生が集まる機会を作ってくれた
のかもしれません。
大学を卒業してもう半世紀も経ち、みんなアラカンで、久々の再会なのに、会えば
すっかり半世紀前の学生時代に戻ってしまう。
加代ちゃん、本当にありがとう。
和ちゃんのこと見守ってあげてね。
私も、和ちゃんのこと応援するから。
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