磯輪日記

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世界一社風のいい会社を目指しています。

『樹木希林を生きる』

2018年09月30日 18時15分28秒 | オフ・タイム

先日亡くなった樹木希林さんが亡くなる前1年半ほどの間、初めて受けた密着取材
記録が放送されました。

そのタイトルが『樹木希林を生きる』。

 ISOWAで生きるんじゃなく、ISOWAを生きる

とISOWAビトに呼び掛けているので、それと同じ言葉遣いに驚きました!


番組のタイトルが意味するところは、

 希林さんは、本名の 内田 啓子 でなく、樹木希林として生きた

ということだったのでしょうか。


我々は、本名と芸名を持っている訳じゃないので、当然

 『〇〇(自分の名前)を生きる』

ということになるんだと思います。 まして、

 『○○(自分の名前)で生きる』

とは言わないんじゃないでしょうか。

もしこんな言い方をしたら、まるで自分の肉体が借り物で、自分はそこに宿る
寄生虫みたいに聞こえますから。


でも目的語が自分でなく、会社になると、むしろ

 『××(会社名)で生きる』

の方が普通になっちゃうんじゃないでしょうか。

それは、会社と自分が一体じゃないからでしょうね。

ということは、
 
 『ISOWAを生きる』

ためには、ISOWAと自分の距離をできるだけ近付けないとできないって
ことになるんでしょうか。


言葉って奥が深いですね。



最後に、『樹木希林を生きる』で一番面白かった場面をひとつ紹介します。

密着取材が始まってから、番組のディレクターと希林さんが番組のギャラを
打ち合わせる場面が紹介されました。



普通は撮影が始まる前に決めるところ、この企画では取材が始まってからの
交渉だったようで、さすがにカメラが回っているので、金額を口にしての
撮影ははばかられたようで、




希林さんが出した手にディレクターが指でギャラの金額を書いている。
その場面が放送されました。

ディレクターの提示した金額に対して、

 「安いな~ ナレーションの仕事でももっと・・・」

というやり取りまでフィルムに収められていました。


それと共に、そもそもこういう形の取材でもギャラが発生する ということに
ちょっと驚きました。 そういうもんなんですね。

それじゃあ、例えば『カンブリア宮殿』などの場合は、取材を受ける側はギャラが
あるんでしょうか? いや~、絶対にないでしょう。 ということは ああいう
番組はとてもローコストで制作できるから、あの手の番組が多いんでしょうか?



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