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きっかけは、これ でした。
先月、日経新聞に連載されていた 伊藤忠の会長 岡藤さんの『私の履歴書』。
繊維産業における海外ブランドビジネス。三井物産が目の敵。おまけに岡藤さんは
私より6歳年長で、入社後数年してから、繊維の営業になった。
ここまで読んでいて、ある友人のことが頭に浮かびました。
大学のゼミの同級生で、卒業後、三井物産に入社して、イタリアミラノに三度駐在し、
繊維畑一本だったKくん(冒頭の写真中央)です。
以前も、一度、ゼミの同期会で、Kくんのヨーロッパでの武勇伝を聞いたことを
思い出しました。
だったら、きっと岡藤さんを知っていて、裏話など、興味深い話が聞けるのではと思い、
すぐさま、「『Kくんを囲む会』をやろう」と彼に申し入れました。
すると、すぐ、
「ご推察の通り、若き日の小生はまさに名前の出た担当チームに配属
されていました。
(ただ)私の話は、記憶もだいぶ薄れてきたし、そもそも大勢の前で
披露できる類いの話しではないので、ゼミ同期会での披露は控えさせて
頂きますm(..)m
もし東京出張の予定があれば、久しぶりに是非ご一緒しましょう。
ご連絡をお待ちします。更に、もしその夜に都合の良い人がいれば、
合流大歓迎です!」
するとどうでしょう、私同様、在京でない(神戸の)Nくんも「ぜひ参加したい!」という
ことになり、Kくんのとっておきの隠れ家イタリアンレストランで、
『岡藤氏の私の履歴書を読み解きながら、歴史の目撃者(Kくん)と共に、
ラグジュアリーファッションの生成史を振り返り、イタリアワインを愉しむ夕べ』
なる会(Kくん本人命名(笑))となりました。
お店に入ると、
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誠に鮮やかな色の魚介類が美しく並べられた冷蔵ケースがどーんとお出迎えしてくれました。
この中から自分の好きな魚介を選び、好きな方法で調理してもらうというシステムです。
でもそう言われても、我々二人は戸惑うばかり。
で、Kくんが私たちの好き嫌いを聞いて、3人分の前菜とパスタを注文してくれました。
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さ、その選んだ食材で、選んだ調理方法で、調理開始!
確かに隠れ家海鮮イタリアンレストラン。 私のあくまで推測ですが、イタリアの田舎の港町に
あるような雰囲気です。行ったことないから
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案内されたのは、お店の中でも一番奥の、隠れ家の中の隠れ部屋の席。さすがお馴染みのKくん。
合わせて、Kくんが選んでくれたスパークリングワインが登場。
乾杯して、早速、この日のために彼が作って来てくれたレジメを参考に、岡藤さんの
『私の履歴書』と彼の実体験を元に、話が進行しました。
そんな中、前菜が登場。
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2枚目の写真はマテ貝だそうです。名前は聞いたことがあったけど、見るのは初めて。
鞘のような貝殻なんですね。
他にもいろんな貝があって、貝好きな私には、最高の前菜でした。
こうして食事がスタート。
こんなにステキなお店を紹介してもらい、Kくんのおススメの料理を味わえただけでも、
価値がありました。
Kくんはイタリア勤務が長かったこともあり、私も、神戸からのNくんも、どちらもサシで
じっくり話したことが無かったので、今回のことを通じて、Kくんのマメさ、知られざる部分を
たくさん知ることができ、収穫大でした。
夕食を終え、Nくんと二人で新幹線で帰路につきました。
車中では、この夜の集まりを二人でたっぷり振り返りました。
私の投げ掛けに、即座に応じてくれ、会場の手配、資料の準備、2本空けたワインのお代まで
引き受けてくれたKくん。
そして、私よりさらに遠方からこの場のためだけに上京してくれたNくん。
二人の友のおかげで、すばらしい時間を共有できました。
Kくん、Nくん、本当にありがとう。
心ほっかりでした。
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