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またフリードが登場したから、新車の話と思うかもしれませんが、違います。
これは 旧車です。
新しいフリードが納車になった、1時間後、電話が入りました。
「ガリバーさんから依頼を受けた陸送会社です。
すぐ近くまで来ていますが、車の引き取りに伺っても
よろしいでしょうか?」
車を引き取っていくんだから、1台の車で二人来て、その内の一人がフリードを運転
していくんだと思っていたので、
「今、どの辺りですか?」
「平安通の駅を降りたところです」
「えッ! 地下鉄でいらっしゃったんですか?」
「はい」
「あ、そうですか・・・
わが家の場所はお分かりですか?」
「はい」
「ではお待ちしてます」
そうして我々と同じくらいの年代の男性がやって来ました。
まずは必要な書類、スペアキー、取説などを渡した後、現車の確認です。
もう日が暮れて、真っ暗な中、懐中電灯を手に、査定した当時の車との差異がないか
どうか、点検し始めました。
「暗くて、申し訳ありませんね」
「私たちがここからガリバーさんへ乗って行くので、
その間に傷付けたとかのトラブルが起きないため
なんです」
「そういうことですか~
車でいらっしゃると思ってたんで、ビックリしました」
「いや~、もうどこでも公共交通機関で行きます。
今日も、電車とバスを乗り継いで、昼間は伊勢まで
引き取りに行ってきました」
「伊勢~!?」
「どこでもやらせて頂けるだけでありがたいです」
とっても謙虚な方でした。
しばらく車の内外装を入念にチェックした後、
「はい、確認致しました。
これで完了です。ありがとうございました」
別れを惜しむ間もなく、サヨナラでした
頂いた控えの書類に目をやると、
「日没後で暗いため、十分確認できませんでした」
これだったら、何のために確認したんでしょう? (笑)
その後、ガリバー小牧店のMさんからお礼のメールが入り、お金も無事入金しました。
今ごろは、もう誰に買われて、どこかを走ってるんでしょうか?
大切にしてくれる人に乗ってもらっているといいな。
ステキな第二の人生ならぬ車生を送ってくれることを祈ってます。
9年間、ありがとう!
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