振り出しに戻って

Ｂ＆Ｂで楽しいひと晩を体験し、翌朝、アップルビーを発ち、車を南へ走らせます。

湖水地方の景色を満喫したので、少しだけ趣の違う　ヨークシャデールの景観を
味わいたかったのです。



視界が大きく広がっています。遠くに見えるのは湖水地方の山並みでしょうか。
平らな草原で生きる馬や羊は、湖水地方の斜面で生活している牛、羊とは性格も
異なって来るかもしれませんね。


さらに車を進めると、



湖水地方に最初に足跡を残したケンダルの街が眼下に望めるようになりました。

往きはハイヤー・カーを借りて、すぐに出発してしまったケンダルですが、
実は結構歴史ある街なんです。



車を返して、列車まで、この街を散策しました。
この日も暑くって、快晴のケンダルをプラプラ歩いていると、



川沿いの公園で、馬の手入れをしている男の人を見つけました。
馬の脇には、馬が引く馬車もあります。
馬車と言っても、結構大きくって、娘さんと二人でこの中で寝泊まりしたような
雰囲気です。

思わず、

　「昨日までのアップルビーでのホース・フェアーに
　　参加してたんですか？」

と尋ねたところ、図星でした。

こうやって遠くから自分の愛馬を連れて、年に一度のフェアーを楽しみにやって
来るんですね。




美しい石畳みの街を歩いていって、



ロンドンのフォートナムメイスンほど有名ではないけど、ファーラーズという
紅茶やコーヒーの専門店があるので、立ち寄って、お土産などを仕入れました。


その後、駅まで戻り、列車に乗って、いよいよ最後の目的地、マンチェスターへ
向かいました。