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一体どうなっちゃったんでしょう?
議員も、官僚も、みんな公僕(パブリック・サーバント)でしょ。
つまり、国民の方を向いて、国民のために尽くすから、税金で給与が
支払われているんですよ。
それをどうですか、最近は特にひどいですね。
議員も、官僚も、一体、誰を見て仕事してるんでしょう?
特定の権力者? 自分の属する組織? それとも御身大切?
就活シーズンですが、議員や、官僚を目指している学生もいるでしょう。
そういう彼らは、
「国民のために頑張りたい!」
とインタビューで答えているけど、そう思える先輩議員、先輩官僚はいるので
しょうか?
もしいるなら、組織を守るのでなく、ぜひ国民に対して真実を語って欲しい。
そしてそういう人こそ、政治、行政の中心で働いてもらえるよう、国民が
応援していかなきゃいけない。
今回の文部科学省の前事務次官・前川さんが名古屋の中学校で講演を
したことに対して文科省が中学に対して質問状をよこしたことに対する
校長先生、そして名古屋市教育委員会の対応はまことに立派でした。
校長先生は、
問い合わせに腹を立てているわけではありません。
文科省からの問い合わせは頻繁にあるが、授業内容の
確認は珍しいので、今回の件は驚いた。
講演は良い内容で、報道で取り上げられたことで逆に
内容の良さが伝わるのではないでしょうか。
今後も各学校が外部講師を招くことに躊躇するような
ことにはならないと思います。
というような話をしたそうです。
これを聞いて、ちょっと胸がスッとしました。
ちなみに前川さんを招いた名古屋市立の八王子中学は名古屋市の北区に
あり、わが家からも比較的近い学校です。
さらに、この件に関して、テレビの情報番組で、元・鳥取県知事の片山さんが、
「河村さんのような国、中央にも言うべきことは
言うという首長の名古屋だからこういう対応が
できたと思う。
他の地方自治体では無理だったかもしれない」
と河村さんのことを褒めていました。
議員や官僚の詭弁にうんざりしてる今日この頃、名古屋の今回の対応は、
今の嫌な風潮に一矢報いた気がしてます。
名古屋人として誇らしい。
少なくともこの件に関しては、マスコミも、もっと河村さんのことを
評価して欲しいな。
参考までに、
「議員が自分のことを『政治家』と呼ぶのはおこがましい。
『政治家』とは本当に立派な人だけ。『政治家』と呼ぶか
どうかは、国民、市民が決めること」
というのが河村さんの持論だし、「公僕(パブリック・サーバント)」と
いう言葉も河村さんが愛用している言葉です。
こういう考え方は、本当に尊敬に値すると思ってます。
議員や官僚には、法律でなく、より厳格な良識で審判されるべきだし、
そもそもそういう基準で自らを律するべきだと思いません。
そして、我々選挙民にも、そういうことができる人を選ぶ責任があると
思います。
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