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眠らない東京タワーを確認した昨日は、日経情報ストラテジーさん主催の
スコラさんのセミナー
『チームで取り組むイノベーション実践講座』
に、わが社の東京営業所のメンバー4人プラス明治大学院のIさんと参加
しました。
最初に登壇したのは柴田さん。
「あきらめるってことが一番問題。
『あきらめなきゃいけない』環境には2種類あります。
ひとつは、誰が見ても『あきらめなきゃいけない』ケース。
それでも「あきらめるな」と言うことはできません。
これは個人の判断、意思に委ねるしかありません。
ただこういうケースって言うのは実はあまり多くないんです。
たいていの人が『あきらめなきゃいけない』と思っているのは、
本人はそう思っているけど、周りから見たら、あきらめる
必要がないように見える場合です。
今日来てもらっているISOWAさんなど、『あきらめなく
てもいい会社』です」
と講演の中でお褒めの言葉を頂戴しました。
でも「あきらめなくてもいい会社」と言われて満足することなく、
「『あきらめる』という考え方がそもそも存在しない会社』」になりたいな~と
感じました。
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次いで、源明さん。
「自分の時間のどれくらいが、仕事をさばくことに費や
されていますか?
隣の人と話し合ってください」
という投げ掛けがありました。すると私の隣の柴田さんから、
「どうです、磯輪さん?」
と質問されちゃいました 笑
で、私、こう答えました。
「実際、みんな忙しいので、そんなにたっぷり創造的な
時間が取れません。90%か、95%は処理する仕事
かもしれません。でもそれが普通だと思います。
問題は、残りの10%なり5%の時間を本当に創造的な
時間として使っているかどうかだと思います」
その後もこのこと考えたんですが、その少ない時間をひとりで考え抜くのか、
それとも同じような問題意識を持っている人たちを集めて、一緒に考える
場を提供するのか? このプロセスをどうデザインするのか?
だって「ありたい姿へアプローチ」しようとしても、そもそも『ありたい
姿』をすぐに答えられる人ってそんなに多くないと思うんです。
さらには少ない時間でも工夫して真剣に考えている姿勢を、周り、特に
上司が評価してあげる。
ここでその会社の価値観、風土が影響するのだと思いました。
さて、いよいよ野口さんと私の出番です。
でも、ここは明日、紹介するので、大とりを務めた岡村さんの登場です。
「今まで突き詰めてきた実践を前向きに否定するんです」
としてある歯医者さんでの取り組みを紹介してくれました。
その歯医者さんは『通いやすい歯医者さん』を目指してきましたが、
これを「治療でなく予防中心の歯科にする」ために、『通いたく
なる歯医者さん』を目指すことにしたそうです。
でもそれは『通いやすい歯医者さん』を否定したんじゃなくって、
これまで築いてきたその優位性を保ちつつ、『通いたくなる歯医者さん』を
目指して、予防の患者さん比率を7割まで高めました。
『前向きに否定する』。勉強になりました。
ということで、続きは明日!
たまたま、私の隣に座っておられた大学の先生も
話しておられましたが、この世界はルーティン
よりイノベーションの比率の方がはるかに高いのです。
そして学生の私は、100%イノベーションに費やせる
代わりに、新しいものを生み出さなければ、
研究を続けることができない立場です。
そんなプレッシャーの中、壁に当たって悩んでいた私にとって、スコラセミナーは、
外から見たISOWAを観察するという当初の目的以外に、
自分の研究にもとても刺激を頂きました。
特に柴田さんの「あきらめない」、野口さんの「原点に返る」そして社長の「(論文を)何回も書けばいいんだよ!」(笑)という言葉、本当に心が強くなりました。
改めて研究は一人でやるものじゃない、と実感しました。チームISOWA、そしてチームスコラのみなさん、
本当にありがとうございました!
今度はもう少し歯切れのよい成果をお伝え出来るよう、
頑張ります!
イノベーション・・・普段の仕事のなかで意識しきれていないと改めて考えるきっかけとなりました。
今回の話を周りの若手と共有して東京営業所からイノベーションを発信できるように頑張ります。
そんなおまけの効果があったのなら、本当に誘った甲斐が
ありました。
ISOWAのいろんなテーマについて、それぞれ分けて
論文を何本も書いてください。
なんぼでも(笑)協力しますよ。
次回の報告楽しみにしています。
フレー、フレー、Iさん!!
私が感じたことは、
業界や、会社、自分が当たり前だと感じている
ことをまずは一度疑ってみる
ってことでした。
どう?