「あしたはうんと遠くへいこう」 角田光代 2005年03月20日 | 読書 このタイトルと、いつも通りの本の薄さからなめてかかってしまいました。 僕にとって、角田作品5作目となりますが、これまでの中では最良の出来です。 というわけで、いつも通りネタばれの感想文であります。 まず、以前僕のブログにあげた角田作品の感想はこちら。 さて、この作品の趣向は、一人の女性が高校生から30を過ぎていわゆる負け犬になってしまうところまでを描きますが、背景となっている年を明示し、その頃 . . . 本文を読む