「木曜組曲」 恩田陸 2005年04月20日 | 読書 今回の感想はネタバレなしで書けたと思います。 導入部の構成がしっかりしているので、そこだけ書くだけで、小説の雰囲気が十分伝わると思います。 ○あらすじ 天才的な耽美派小説作家重松時子が死去してから4年が過ぎた。5人の女性が毎年木曜日に時子の暮らしていた館に集まり、時子をしのぶパーティを開いている。この5人は、時子の死の瞬間に正に居合わせた人々である。 4年目のパーティーに、時子の死を知る人間から . . . 本文を読む