よんたまな日々

サッカーとゲームと本とおいしい食べ物

海遊館に行って来ました

2021年12月11日 | 日々徒然
これまでちょっと説明していなかったのですが、コロナ第5波以降の小康状態の中で、自粛されてきたイベントが次々再開+我が家でもこれまで娘を連れて行けてなかった場所への外出イベントを実施しています。

ちょっと挙げていくと、
(1) 保育園の運動会
(2) アンパンマンミュージアム(自宅イベント)
(3) USJ(自宅イベント)
(4) 保育園のクリスマス会
(5) 海遊館
(6) 忘年会(会社関係 二件)

(1),(2) は身バレの危険があったので、非公開で実施済。非公開なので、特にこれ以上の説明もしません。

(3) はこの記事に書きました。
(4) (5) については、この記事で簡単に紹介する予定です。

(6) はまあ、書く機会があれば、書きます。会社関係なので。

さて、(4) は保育園で、クリスマスの出し物で園児たちが劇をやってくれるそうで、事前予約の保護者限定で、公開(観劇会)
してもらえるそうです。我が家は夫婦で有休取得し、見に行くことにしました。


というわけで、家族全員で、発表会の1時間前に出発。
大人の足で20分程度の道のりだが、四歳の娘を連れているので、かなりの余裕を見た。
余裕を見過ぎたのか、15分前に到着。
保育園の近くの公園で、のんびり開演時間を待つことにする。

するとその公園に続々と園児たち到着。キャーと黄色い声を上げ、子供たちの遊びの輪が広がっていく。
逆上がりしたり、ジャングルジムで高い所に登ったり、落ち葉をかけ合ったり。決して安全とは言えず、お行儀も良くない遊びに子供たちは熱中し、慎重な愛娘もすっかり溶け込んで一緒に遊んでいる。
愛娘のこういう姿、初めて見た。今まで私は娘に対し過保護に過ぎたか。
最大の親友にしてライバルのミーちゃんが、ジャングルジムの最高点まであっさり到達。ミーちゃんのお母さんだけでなく、周囲の保護者も拍手していた。そこへジャングルジムに取り付く愛娘。反射的に手を添えようと近づいたら、「パパ、来ないで!」。
ミーちゃんが愛娘を煽る。「怖いの?」。
キッと見返す愛娘。しっかり両手で遊具を掴み、二段目、三段目と登るが三段目で、他の園児とぶつかり、身動き出来なくなった。
手に汗握りパパが見つめる中、踵を返し慎重に地上に降りて来た娘。パパに八つ当たり体当たりして、別の遊具に駈けて行く。
娘の成長を強く実感した。

大貫妙子「ピーターラビットとわたし」。


さて娘の出し物はロシア民話の「てぶくろ」。おじいさんの落とした手袋に色々な動物が住み着いて、手袋を探しに来たお爺さんに見つかるまで、みんなで仲良く住み着く物語。
最初にみんなでオープニング合唱するところはキチンと歌えていて安心。次に熊さんチームで出てきた愛娘。熊さんの歌が始まる前に床に座り込み、パソコンポーズで何かしています。歌が始まっても座りこんだまま、歌い出さない娘にハラハラと見守る両親。先生につつかれて、やっと立ち上がり、最後のサビの一言だけ歌ってくれました。
各チーム手袋の後ろに隠れて、全チームの歌が終わるのを待ちます。最後にお爺さんが現れて、「手袋を返して」と言ったところで、全員手袋の後ろから現れて、最後の歌を合唱します。今度は愛娘も、みんなと踊りながら熱唱し、一安心。

解散後、家族で帰宅の途上、熊さんチームの歌をなぜ歌わなかったのか聞いたら、
「ワタシ、猫だから。」
好きなのは猫なのに、熊さん役をやったことが気に食わなかったみたい。
「座り込んで何していたの?」
「パソコンで手袋の場所、調べていた。」
パパは「見つかった?」と娘の話に乗ってしまいましたが、厳しいママが
「シベリアの雪原には、パソコンもネット環境もありません!」。
プーッと膨れる娘。「くまさんの歌も歌ってください。」と厳しいママでした。

二曲続けて。
「仔犬のワルツ」



「ぼくはくま」


帰宅後、二つ目のイベントについて相談。
ご近所お散歩の時に渡る橋から天保山の観覧車が見えており、娘があれに乗りたいと言ったのが、きっかけ。
どうせ、川向こうに行くなら、大阪にまだ残る渡し船に乗りたいと言ったのは家内。

当初の計画では、安治川口のあちらとこちらを結ぶ船便は二本あり、両方を行きと帰りで使って往復し、対岸では天保山の観覧車に乗るだけの企画だった。
ところが、パパがお昼の買い出しに行っている間に海遊館の宣伝動画を二人で見たらしく、ママも娘も「海遊館行きたい」になってしまっていた。
ママは、イワトビペンギンとゴマフアザラシに、娘はスタンプラリーにハートを鷲掴みされたらしい。
「海遊館見るだけで2時間かかるけど、時間的に大丈夫?」
と聞いたら、観覧車は15分だし、船便使っても往復1時間はかからないから大丈夫との返事。この観測は大いなる間違いだったのですが、それは後程。
お昼食べたら、早速、出発。西九条駅から桜島線に乗ります。西九条のホームで、桜島線15分待ちに、早速家内から文句が。
「どうして都市部を走っている電車なのに、こんなに本数が少ないの!」
「いや、15分に一本あれば充分でしょ。」
「環状線も阪神線も5分待っていれば、次が来るわよ!」
「いやいや、全国的に見れば、そちらが珍しいから。」
「私の故郷だって、電車5分も待たないわよ。」
「だって、都内じゃん。」

というわけで家内は桜島線や船便について、実に舐めていたことが判明。

USJ駅から、船乗り場までは迷わずに行けたけど、次の船は45分後。「船便もこんな感じだよ」と家内に言うと、「まあ、船は待ち時間も味わいのうちよね。」とこの待ち時間は受け入れられる様子。
昔懐かしい感じの待合室で、Coca Cola のロゴが懐かしい木製ベンチで45分、私はのんびり持って来た本を読んで、家内と娘は周辺を散歩したり、しりとりしたりして、時間を過ごしました。

ちなみに、コロナ前に、奈良のおばあちゃんが、愛娘とどこかに遊びに行きたいと言い出した時に、海遊館は候補に上がっていたのだけど、
・チケット購入の列が長く、入るのに時間がかかる。
・入ったら、途中退場できない。娘が泣こうが喚こうが、全行程通り過ぎないと行けない。
・インバウンド人気で、当時は海外からの旅行客で混み合っていた。
という理由で見送った経緯がある。
45分本を読んでいるなら、海遊館チケットwebで買っておくべきだった。

船内から撮った写真を二枚。





海遊館でチケット窓口に並び、更にコロナ対応の入館制限があり、入れたのはもう3時を過ぎていた。
家内は窓口に並ぶ時間も待ち切れず、ネットでチケットの販売サイトを見つけ、そこで買おうとイライラしていましたが、ネット手続きに入る前に、列を並び終え窓口に着いて買うことが出来ました。
家内に、奈良のおばあちゃんと検討したエピソードを話し、「ここで10分も待たずに買えてよかった」と言うと、「チケット販売サイトあるの知ってるなら、船の待ち時間にでも買いなさいよ!」と怒られました。ごもっともです。ごめんなさい。

八代亜紀の「舟唄」


そして、お楽しみの海遊館。
まず、中の売店で、スタンプラリーノートを購入。ノートはネックストラップ付きで、娘はお姉さんに首にかけて貰います。
最初のスタンプは入り口入ってすぐ。
ポンと押して、すぐ次のスタンプポイントを探しに走ろうとする娘を押しとどめ、徒歩でのんびり展示パネルを見ながら進みます。
入ってすぐ、長い昇りエスカレーターで7階まで上がり、長いスロープをゆっくり降りる展示形式。廊下には残り距離が記載されており、約一キロの経路を水槽を見ながら、のんびり降りて行きます。
上の階層は、ペンギン、イルカ、アザラシなど動きが活発な生物が中心で、見て楽しい。娘や子供たちが歓声を上げて楽しむ感じです。下に降りて行くにつれ、小魚の群れ、サメやエイ、マンボウなど、ゆったり泳ぐ魚が増えてきて、水槽の底には、海底にへばりついて、動かない魚ばかりになります。だんだんまったりとした雰囲気になり、上の階層では誰もベンチに座ってなかったのに、気がつくと、みんなベンチに腰掛けて、まったりしています。
あちらこちらに、いい雰囲気で水槽から降り注ぐ光を浴びながらくつろぐカップルがいて、水族館がお勧めデートスポットであることを改めて思い出した次第。

写真をまとめてどうぞ。














最後の一枚は何故か水槽の壁にびっしり貼り付く小判鮫たち。
壁に貼り付いてもどこにも行けないぞ。


「およげ!たいやきくん」ロマサガアレンジ。


水槽の魚達が気に入って、のんびり見学したい大人たちとは裏腹に、ひたすらスタンプを押したい愛娘。先へ先へと進もうとし、親とはぐれそうになっては、水槽に見とれている両親の手を引っ張りに来ます。

水槽の底まで着いてもスタンプが半分しか埋まっておらず、心配そうでした。

その先は、光の届かない海底や氷の下で生きる生き物たち。真っ暗な展示室で、クラゲやクリオネ、凍りそうな水の中でじっと動かないアザラシなどが展示されています。音も光もない、沈思黙考の哲学エリア。家内が痛く気に入り、クラゲの水槽の前で動かない中、薄暗い灯りの中でスタンプを押すと、娘は、遠くで明るく見える次の展示室に急ぎます。パパが声をかけ、トイレ前の少し明るいベンチで、ママが追いつくのを待ちます。娘はスタンプノートの、海の生き物たちの説明を声に出して読んでいます。読めないところや知らない言葉はパパに質問に来ます。ええ子や。

満足したママと合流。最後の扉を開けると、ゴールの広場。
コロナ前は、水棲生物と触れ合える広場でしたが、コロナのせいで、見るだけの展示に戻っています。
最後のスタンプを押すと、ショップのお姉さんにノートを提出しに行く愛娘。
「中を見せてくださいね」と言われて、1ページ1ページ巡って、このページは「ママが押してくれました。」と説明を始めます。「最後のページだけ見せてください」とお姉さんにお願いされ、不満そうにパラパラめくって、最後のページを出します。「はい、よく出来ました!」とお姉さんからシールをもらい、パパに自慢そうにシールを見せに来ます。「ほら、こういう時、なんて言うの?」とパパに言われて、振り返ってお姉さんに「ありがとう」。両手で手を振ります。
出来の良い愛娘にパパは目を細めます。

その後、ママと楽しみにしていたぬいぐるみ購入。ピンクのペンギンさんと、ふわふわのゴマフアザラシぬいぐるみゲットです。

井上陽水「リバーサイドホテル」


海遊館を出ると5時を回っていて、街を夕闇が覆い始めています。
急いで観覧車に移動。冬の曇天の荒れ模様の街を圧倒する巨大な光のオブジェ。乗り込んでみると、窓が低い位置まで開いていて、自分が外に晒されている感じ。風でゴンドラが揺れ、思わず窓の手摺りにしがみついてしまう。
家内ともども中々高所恐怖を刺激される乗り物でした。娘が揺れるゴンドラの中で、平気でウロウロして位置を変え、揺するので、大人たちは思わず悲鳴を上げます。
アナウンスが流れ、大阪湾側の景色を説明してくれますが、僕らはひたすら陸側の川縁を探します。散歩コースの橋から、この観覧車が見えるので、逆もまた然り。
散歩コースの橋か、我が家が見えないかと。残念ながら身を乗り出せず、暗さとゴンドラの揺れで目的は達せず。橋も家も見つけられませんでした。
大阪の街も案外知ってる建物見つけられませんでした。
そのうち時間となり、やれやれと観覧車を降りました。神戸に行った時の観覧車はまったりしてよかったのに、思わぬ恐怖体験でした。
疲れ切ったので、帰路の船は諦めて、観覧車の下のショッピングモールでオムライスを買って、電車で帰ることにしました。地下鉄中央線大阪港駅から、九条駅乗り換えで阪神線一駅です。

松崎ナオ「川べりの家」


残念ながら帰宅が通勤時間にかかってしまいました。万歩計がこの時点で一万七千歩。大人でも足が痛くなる距離歩いています。疲れ切って足取りの重い愛娘。九条駅での乗り換えで、狭い階段で、通勤客の歩くスピードに乗れません。パパに手を引いて貰って階段を降りて行きますが、サラリーマンから、強い邪魔オーラを感じます。あと六段ほどになった時に耐えきれずにママが後ろから追い越して娘のもう一方の手を引っ張り、階段から引きずり下ろします。ただでさえ疲れて不機嫌な娘は、泣いて「手がちぎれる」と文句を言います。人の流れの中での騒ぎに耐えられず、パパも泣く娘を抱き上げ小走りに階段を降ります。家内はさらに速いスピードで追い抜き、走って階段を降りて行き、その姿を見失いました。
娘を抱いて、地下鉄九条駅を出て、そのまま阪神九条駅に入り、階段を更に降りていると後ろから、家内の怒鳴り声が。
家内が急いで先に行ったのはエレベーターを呼んで扉を開けて待っていてくれたみたいなのだが、それを無視して階段を降りて行く私に激怒した模様。
私は全く気が付いていなかった。というか、泣く娘を抱いて、急ぎ足の通勤客の中で、足元が見えない中、転ばないように一定速度で階段を降りていると、それ以上の何かに全く注意を向ける余裕ありません。
娘は阪神線の電車に乗ったら機嫌を直してくれましたが、パパとママは不機嫌なまま、西九条の駅に到着。

激しく疲れる旅でした。
南里紗のクロマチックハーモニカで「家路」。



とにかく家に着き、リビングで全員ゴロゴロ。娘はママにお菓子出して貰ってすっかりご機嫌。
大変な旅でした。

夕飯は買って来たオムライスで簡単に。
パパは、食べ終わって歯磨きしたら、真っ直ぐ寝室。すぐに夢路に旅立ちました。娘はお風呂入った後、ナイトキャップしていたママに
「ほら、早く寝るよ」
とリビングの電気を消して促してくれたそうです。

そして夜更けに目が覚めた家内と、帰宅のゴタゴタについて話しました。まあ、あれは通勤というか痛勤だが、子供を連れてあの時間の電車に乗るのは、やはり回避すべき。二人とも会社勤め長いので、不寛容なサラリーマンの気持ちもわかるしね。
とはいえ、あの雰囲気に飲まれずにアンガーマネジメントしたいねと。

翌日の保育園で、昨日のクリスマス会を絵にしましょうと言われて、愛娘は船の絵を書いた。
クリスマス会より、船に乗ったことが楽しかったみたい。
先生に「クルーズ船に乗ったんだよ」と話して、ちっとも通じず、お迎えに来たママに質問があったそうな。
最後にキッチリオチをつけてくれる娘である。

最後の曲は岩崎宏美の「ペチカ」


いきものがかり「気まぐれロマンティック」




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