近所にいい洋食屋さんができた

野田という街は、ＪＲ環状線に乗っていて見える通り、駅を出たすぐの一等地に、
パチンコ屋、立ち食いそば、そして人が入っているのかわからない店内が薄暗い喫茶軽食の店があり、駅前通りの両側には赤ちょうちんが並んでいるような、おじさま御用達の街である。
何でこんな街に引っ越してきたかというと、都心部に非常に近くて便利な割りに家賃が格安だったからである。
でも、ＣＤ屋さんとか、気合の入った本屋さんとか、おいしいカフェとかそういう普段の暮らしのうるおいになるような店がなくて、そういうのを求めるなら、梅田に出るとか、あるいはいっそ西宮とか三宮に出るとか、京都に行くとか、そういう対応が必要でした。
（本屋さんについては、普通の本屋さんならきちんとあります。でも、やはり恵文社みたいな見識のある本屋さんが近所に欲しいです。）

そういう野田なのですが、ここ数ヶ月でどんどん状況が変わってきていて、まず、駅前のオールドトラディショナルな喫茶店は、丹波屋さんに変わりました。おはぎはあまり食べないので、丹波屋さんに用事はあまりないのですが、喫茶店よりは雰囲気がいいかなと。
それから、立ち食いそばは不動産屋さんに変わりました。不動産屋もどうかなとは思うものの、まあ駅前一等地に不動産屋さんがあるのは普通なので、これも改善と。
残念ながらパチンコ屋はそのまま残っていますが、徐々にさびれた感じが薄まってきているのかなという感じで、こういう動きは歓迎です。
（地元の人はどう思っているのかわかりません。昔から愛用していた店が閉まっていくので、やはり寂しく思っているのでしょうか。）
もっとも赤ちょうちんでも、安くてうまい店は結構あるので、そういうところは愛用しています。うちの場合でいえば、たこ吉とかはたご屋とか、魚々市とかは、便利使いさせてもらっています。

さて、そういう流れの中で、ようやく、ＪＲ野田駅前にまともな洋食屋さんがオープンしました。
駅からは玉川交差点を渡ってもう少し先なので、やや離れていますが、昨日駅前を散歩していたら、偶然見つけて、さっそく入り、うちの奥さんはオムライス、僕はコロッケを注文し、それぞれ合格点でした。
店の名前は「西洋割烹いずみ」。まだネットには情報が出ていないようです。
多分これから通うだろうなと思います。