はなは、今朝、2週間ぶりに吐きました。
相変わらず食欲のない日々でしたが、最近は嘔吐はなく、やはりアジソンが原因だったのかと思っていたので、久しぶりの嘔吐にがっかりしました。
やはり、原因は肝臓なのかもしれないと思います。
でも、先日書いたように食欲がないだけで、元気ではあります。
ただ、困るのは、食べたがらないと、薬を飲ませるのが大変になります。
食欲があれば、食べ物に薬を混ぜてしまえば、簡単に薬を飲ませることができるのですが、何をやっても受け付けないので、薬を飲ませるのに苦労してしまいます。
今年の初め、はなが肝硬変になりかかっていることがわかってからは、はながしたいように過ごさせてやりたいと思い、散歩もはな次第、はなが行きたいところを行きたいように歩くようになりました。
それほど長くは生きられないだろうから、好きな散歩を好きなように歩かせたいと思いました。
はながあまり気乗りしない時は、家を出るとすぐに帰ってきてしまうこともありますが、1時間以上あちこち歩くこともあります。
そうは言っても、私も気が向かない時があります。
先日、あまりにあちこち歩くので、そろそろ帰りたいと思い、はなのリードを引きました。
でも、はなは自由に散歩をする癖がついてしまっているので、
「嫌!」
というように私の目を見て突っ張ります。
私も腹が立ってしまって、はなのリードを離してさっさと自分が行きたい方向へ歩いて行きました。
はながどうしているのか気になるのですが、振り返ることなく、どんどん歩きました。
そして、ある程度の距離ができたと思われる頃、そっと振り返ると、はなは私に追いつこうと早足で必死に歩いてきていました。
何年か前から、はなは走らなくなりました。もう、走れないのかもしれません。
散歩の途中でも、私がいるかどうか確かめるように私を確認しながら歩くので、外で一人でいるのは、不安なんだと思います。
なので、私がリードを離して歩いて行ってしまったので、必死で私の後をついてきたようです。
そんなはなが、先日、脱走しました。
その日、玄関のドアが壊れたので、主人と二人で直していました。
業者を呼ぼうかとも思ったのですが、何とか自分で直せるだろうと思い、部品を買ってきて、私がドアを途中で抑えて、主人が直しました。
その途中に近所の人が来て、
「お宅のワンちゃんがあっちの方を歩いてますよ。」
と教えてくれました。
家の中にいるとばかり思っていたので、びっくりして道路を見てみると、遠くにはながスタスタと早足で歩いているのが見えました。
「はなー!」
と叫ぶと、はなはピタッと歩くのを止め、私の方を振り返りました。
「おいで!」
というと、私に向かって、再びスタスタと歩いてきました。
そのまま抱いて家に入れたのですが、あれは一体何だったろうと思いました。
一人で外にいられないはずのはなが、どうして一人歩いて行ってしまったのか?
先日の散歩の時にリードを離した後、必死で私の後をついてきたはなを思い出して、もしかしたら脱走した時も私の後を追って歩いていたのではないかと思いました。
外に出たとたん、いつもの散歩のつもりになってしまい、私の姿が見えなくて、ただスタスタと歩いたのではないかと思いました。
そう思うと、あの時の出来事が納得できました。
毎日はなと二人だけで過ごす日々なので、はなも私がいないとダメなんだろうと思います。
私も、はなの体調に苦労していますが、それでも癒されている日々です。