寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

拝聴してきました

2024-04-21 23:37:21 | 米づくり
やっと我が家の代掻きは終盤を迎えます。
村ではすでに代掻きばかりか田植えを終えてるお宅もあるというのに・・・。

こちらは代掻きするためのドライブハローという機械です。
村では運転席でリモコン操作できるタイプが主流となってるところ、ウチは相変わらず車から降りて手作業で行なうタイプです。この年代物のドライブハローもまだまだ活躍してもらわねば・・・。
おっと、素手で作業してました!手袋は必ずつけましょう(反省)

予定では、きょう終えることができたのですが、日中どうしても外せない用事がありまして、それでも今朝は6時半からやってると、なんと8時に田植えに来た先輩のシンちゃん発見。
せっかくなんで、了解のもと写真撮らせてもらいました。



こちらいま主流の側条(そくじょう)田植機、運転席後ろに備えられた横長のボックスに肥料を入れると、苗の植付けと同時に肥料を撒いていくんです。画期的ですよね。羨ましく眺めてると・・・、いけねー、時間が迫ってる。急がねば!
6反の代掻きを終えたあと、着替えて千葉市に向かったのでした。



外せない用事というのは、尊敬する東大院の鈴木宣弘教授の講演を聴くためだったんです。
先生は、これまで日本の食の安全保障について警鐘を鳴らしてこられました。そして農家を応援してくれてる第一人者です。

記事や動画では拝見していたものの、いつか先生に会いたいと思っていたところ、千葉市で先生の講演があることを知った先輩が応募してくれたのでした。
そして講演のあと、先生は快く私とカメラに収まってくれました。感激です!!

先生に会えたことによって、元気と覇気が蘇りました。ほんとうにありがとうございました。
数多い講演で日本全国をまわられている多忙な鈴木先生、くれぐれもご自愛ください!

今年は「あらじろかき」となりました

2024-04-16 22:18:58 | 米づくり
ただいま田植え準備で大忙しです。
例年だとこの時期、我が家では基肥を撒きながら、最後の耕運を行ないます。しかし、こちら千葉県北西部地方は3月後半から4月はじめにかけて、雨日が多かったせいで田んぼの乾きが悪く上手く耕せません。

このところ晴れの日が続いているものの、村ではすでに用水供給が始っている状況。
田んぼの乾きを待つまでもなく、通常はしないのですが今年は水を入れて、あら(荒?粗?)代掻きしてやりました。

トラクターの後輪の内側にドロが絡みつくこともなく意外といいかも!


そして施肥・耕運が最後となった4反(40a)のこの水田。米ヌカ・籾殻散布した水田です。この田には種籾消毒から種蒔きまで、一切農薬を使っていない苗を植えます。

さらにこの田のみ、今年は化学肥料を使わないで、基肥をすべて鶏ふんにしてみました。

自分なりに調べたところ、量的には化学肥料の3~5倍が必要となるようで、まさか大量の肥料を撒く予定がなかったので、ペレット状の鶏ふんを撒くには部品交換、さらに散布機のバケットが小さすぎで時間を費やしてしまいました。
やっぱりブロードキャスターが必要か・・・?

オーガニック栽培に関心が高まったことから、とりあえず、この一枚の水田で試験的に挑戦しています。
もともと地力があるので少なめに散布しましたが、村の先輩たちはあきれ顔、さて収量や食味はどうなることか・・・。

播種(種蒔き)後の苗は?

2024-04-07 19:26:09 | 米づくり
今年は寒かったせいか発芽がかなり遅れました。それでもまあ出揃ったじゃないの、と思ったら外側の芽の出方が乏しいんです。
毎年のことなんですが、ウチのビニールハウスは軒が高いためか、あまり室温が上がらないようで、外側の苗は元気がありません。そこで苗箱の内と外を替えてやるんです。それにしても芽の出が悪い、失敗してしまった・・・?!

とりあえず余裕をもった枚数を種蒔きしたものの、できれば全ての芽よ出揃っておくれ🙏 



下の画像左側の温湯消毒した籾も元気に芽が出ました。いまのところ農薬不使用ですが病気や異常はみられません。
この苗は籾殻そして米ヌカを鋤(す)き込んだ4反の水田に移植予定です。
この1・2年オーガニックに関心が高いお客さんが増えました。そんな皆さんの要望に応えるべく、どこまでできるか分りませんがチャレンジを開始しています。

種蒔き完了

2024-03-24 22:44:02 | 米づくり
数日前の予報では週末☂️ マークがついてまして、そんな気になってた天気も、ありがたいことに日中は日が差すこともあって、無事に種蒔きを終えることができました。
右が慣行で種籾消毒したもので、左は今年初めて温湯消毒したものです。オーガニックに近づけるよう試験的に挑んでいます。

苗代(こちらでは「なわしろ」と呼びます)といえば、私が小学校のころ家には機械がなかったので、箱など使わず田んぼで作ってました。

当時の苗代には、もみ殻くん炭をたくさん使い、自宅の庭で作っていました。焦げた臭いが洗濯物に付くんですね。そんなシャツ着て学校行ってたなぁ~。

くん炭作り、たしか一斗缶の側面に穴を何カ所も空けて、上面に煙突立てて缶の中で火をおこす。
そしてその周りにもみ殻を山のように盛ります。すると一日くらい?で灰にならない、もみ殻の形状を残したままの黒い炭のようになるんです。

苗箱を敷いたあとは、このような育苗用のシートをかけて一週間ほど状態をキープします。元気に芽出てよ!



ところで現在、お店での販売は佐倉ふるさと広場の「佐蘭花」のみ。
売れ行きはというと、ぽつぽつといったところです。

そんな状況のなか、きょう農機具でお世話になってたイトウさんから電話があったんです。
どうやら佐蘭花で八十四石米を買ってたご夫婦を見かけ、思わず声を掛けたそうで・・・。
そしたら何と!私の元職場の同僚だというではありませんか!
嬉しい、きっとこれまでも購入してくれてたんだろう、お買い上げありがとうございます。

でも水くさいじゃないですか!そもそも農家直売が目的で、お店販売はPRを兼ね、手数料や手間がかかった高価なものになってしまうんですから・・・。
お気に召しましたら、何キロでも対応しますので、ぜひ電話で注文くださいね!

あぜ塗り真っ最中

2024-03-21 21:47:20 | 米づくり
我が村の水田あぜ塗り、はやい農家では先週あたりから始ってます。
あぜ塗りは水田の水漏れを防ぐ目的で、水を張る前に行なう作業なんです。


今年も使ってますよ!年代物の我が家のあぜ塗り機。
村中探してもこんな古い機械使ってる農家いません。けど意外と故障もなく調子いいんです。
角まで進むと、どうしてもトラクターの全長分が残ってしまい鍬での手作業になってしまいますが、まだまだ活躍してもらいます。


こちらは先輩のトミさんのマシン。乗車したままリモコンで機械の調整操作ができて、バックでも作業できるので四隅もきれいに塗れるんです。
んー、しっかり固く締め付けられてますよ。やっぱりスパイラルローラーいいいいかもです!



話しは変わって、今週ここ千葉県北西部地方は、何日か強風に見舞われまして、昨夕、恐る恐るのぼり旗の状態を見に行ったんです。
すると特に異常なしか?と思ったら、なんと旗を吊っている端の輪っか(チチというらしい)がちぎれてるじゃないですか。

そんな訳で今朝早く、新しいものと交換してきましたよ。
いっそのこと全部撤収しようか迷ったんですけど、風に負けないで舞うのぼりは目立ちますよね!・・・です。

当初、10本並べて掲揚したのぼりも、いまでは半分の5本となってしまいました。