稲作農家は米の収穫が終えると農閑期に入ります。暇な時期といっても田起こし作業はもちろん、他に大事な作業があるんです。その一つをお手伝いしたので紹介します。
これは暗渠(あんきょ)排水作業といいます。年間を通して水はけが悪く、土壌がゆるい水田は、深くなってしまいトラクターやコンバインなど、機械作業に支障をきたします。
そこで土の乾土効果を高め、作業効率を改善するために行う作業なんです。同時に稲の根張りが良くなって生育にもメリットがあるようです。
特に今年9月初旬の長雨、ぬかるんだ中での刈取りには苦労しましたから・・・。
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まず、特に水はけが悪い部分にポイントをおいて、排水側から膝上くらいの深さで、一列に掘っていきます。
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次に、コルゲート管といって、このように管に穴が空いたものを、掘った溝に一列に入れていきます。
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そのあと私たちの地区ではこの管を篠で覆います。この画像では分りづらいですが、篠の下にコルゲート管があります。(作業に夢中だったのでコルゲート管撮るの忘れました)
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最後に、もみ殻を目一杯平らに敷き詰めていき、土で塞いでしっかり踏み固めます。
こうして地中の水分はこの溝に集まり管を伝わって排水され、土の状態を良くします。
篠やもみ殻というのは、地中では腐りにくく、水の浸透効率も良いといわれているのです。