畦の雑草がかなり伸びてて管理が疎かに見えますね?
実はこれには理由があるんです。
この田んぼ右側が慣行栽培、左が今回挑んだオーガニック(無農薬・無化学肥料)栽培で作付けした稲です。
よく見比べると左側のオーガニック田、稲の丈が長く傾きかけています。
穂はけっこう長く重みがあるように感じます。
やっぱり基肥に有機肥料として投入した鶏ふんの量が多すぎたのか?倒伏してしまう不安が拭えません。
また水田内の一部では沢山のヒエがそびえてます。
それでも2回除草機を使ったほか、手作業で草取りした甲斐もあってこの程度で済みました。
まあ覚悟はしてましたけど・・・、このあと水が切れて田面が固まったらヒエ刈りする予定です。
さて本題、出穂後はじめての草刈り。
勤めしながら兼業でやってたころは全く気にしてなかった畦の草刈り、伸びたら刈るの繰り返し。
もっとも、しょっちゅう伸びすぎてから刈ってましたけどね。
ところが、この草刈りのタイミングでカメムシ被害を低減できるのだとか。
その根拠として、もともとカメムシは稲化の雑草が好みで住み着いている。
そして稲の穂が出る前後2週間に草刈りすると、住みかを失ったカメムシは水田に入って、まだミルク状のコメを針のようなくちばしでチューチュー吸って黒い斑点米にしてしまうのだそうです。
そこで穂が出るころを見計らって草刈りを済ませ、約一ヶ月間、穂が出た後も刈らずにいたんです。
こうして3年前から草刈りをやっていますが、今年はすべての水田でカメムシ駆除農薬を使わないので、特に時期を外さないよう注意しました。
稲たちも雑草に囲まれてさぞ暑かったろう・・・、これで少しは風通しも良くなって高温障害も防げるかも!?
ところでこの畦の草刈りは気を遣いました。
カメムシ除けとして、畦に臭いを嫌うとされるミントを植えたんです。
見づらいですが右がペニーロイヤルミント、左が香りが強いとされるペパーミント。
草を高めに刈ってやれば気にしないで作業できる丈が短いペニーがいいようです。
ミントは繁殖力が強いといわれてますが、移植後数ヶ月ではこの程度、畦全体に広がるには相当期間を要するようです。
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