Heaven and Earth (字幕版)
1949年、フランス領インドシナ。ベトナム中部の小さな村キーラで、貧しい農民夫婦に女の子が生まれた。彼女の名はレ・リー・ヘイスリップ。物語は、ゲリラから娼婦となり、アメリカ軍人と恋に落ちて渡米。異なる文化圏での新生活を過ぎて再び夢にまで見た祖国の土を踏むまでの、彼女の波瀾万丈の40余年の半生を描いてゆく…。
運命に逆らえば苦しむが
受け入れれば幸せになれる
人は永遠に続く時間の中で
過ちを繰り返す
だが過ちを正すのは一度で十分だ
悟りの歌が聞こえてきてー
憎しみの連鎖は永遠に終わる
今も聞こえているはずだ
生まれた時から魂は歌い続けている
僧侶が説くとおり
全てに因果があるのならー
苦しみこそが
人を仏に近づけるのだ
弱っている時こそ強くなれる
恐れがあるから勇気を持てる
混乱の中でこそ賢明になれる
持てないものは手放せばいい
永遠の勝利をつかむのは心だ
どこかの国ではない
この映画はレ・リーの
2冊の回想録に基づいている
彼女は今も息子たちと
カリフォルニアで暮らしー
ベトナムでの診療所設立を
支援している
我が母 ジャクリーンに捧ぐ
ベトナム戦争が どんなに悲惨だったか
戦地で戦う兵士たちにさえ
ここで戦う意味が解らなかったという・・・
綺麗に耕された緑の農地を 平和に暮らす農民たちを
無差別に殺し 奪い 最後は枯葉剤を撒いて その結果
戦争の後には 手足のない子供たちが多く生まれた・・・
この映画には そんな片面は映していませんでしたが
戦争から帰国した兵士には 精神を病んだ者が
どれほど多くいたか・・・
だれがこの戦争の主導者だったのだろう
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