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認知症の妻の介護でみえたこと− 脱出 「徘徊」 介護家族と医師の視点から その後 vol.1

2017年09月09日 13時12分52秒 | 母の歩み

認知症の妻の介護でみえたこと−介護家族と医師の視点から その後 vol.1

 

認知症の改善はないが、全身状態は安定して、食事は一人で摂れるようになり、入院を続ける必要性が少なくなりました。

土曜から日曜にかけて1泊2日の試験外泊を繰り返し、私が離職し、

介護保険の給付−当初はデイサービスと介護機器の貸与−を受ける準備を整えて自宅に退院しました。

 

妻と二人暮らしの生活が再開しましたが、数分前の記憶がなく、自宅の見当識も乏しく、

私が夫であることも混乱(失認)がみられ、大小便の失禁があり、自宅から出て「徘徊」で行方不明になることもありました。

 

 認知症に特異的とみてよい「徘徊」に困惑しました。

長く暮らしていた一軒家から、夜、昼となく外に出

初めのころは「家に帰る」と言って外出するのです。

外出を止めるいろいろな工夫をしました。

最終的に便利な鍵(注4)を玄関のドアに取り付けて外に出られないようにしたつもりが、

雨の日に2階の窓から出ようとして地上に転落しました。

腰椎と踵を骨折し、救急車で入院し、整形外科の手術を受けました。

歩行器で歩ける状態になって在宅生活を再開しました。


あまりにも 我が家に似ていることが多いので

写させていただきました

 

先日の 猫とびらからの 脱出 「徘徊」

自分が転んだため それから先に進めなかったと言う幸運に恵まれながらも

今日は今日とて 先ほど様子を見に行きましたら

大荷物が出来ておりました

「もう 何時が来たら 迎えに来てくれるんやろなぁ!!」

『え? どこへ行くの??』

「帰るんよぉ~家に帰るにきまっとるでしょ

 

「一人では危ないから こないだのとこからは出たらいかんよ

『 あぁこわぁ~あそこは 怖いから出ないよ

 

「迎えが来たら 呼びに来るから~それまでテレビ見ていてねぇ~

 

てなことで 様子を見ていますが

まさかまさか

風呂場の窓からは 脱出しないでしょうねぇ

 

近所の爺ちゃんは

みんなが寝静まったあと

風呂場の窓を乗り越えて逃げた

早朝 新聞配達のお兄さんが

不審に思って声をかけたら

住所が言えて 家に帰れた

 

・・・・どうなっていくことか・・・・

 

2016年10月撮影 マーガレットコスモス

 

 



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