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ホルモンは体内で 強力な化学伝達物質として働く。

2020年04月08日 15時56分44秒 | メス化する自然

 

 

・・・略・・・

 

精子の数が極端に多いのは 精子が特別な任務を果たさなければならないからだと考えられている。

精子は大切な遺伝情報を伝えるDNAという積み荷を 他人の体内に運ぶ唯一の細胞だ。

そればかりか 精子は他人である女性の体内では

破壊しなければならない異物として認識され 攻撃される。

この障害を乗り越えた精子だけが たった一つの卵子を探し当てるのだが

子宮内の卵子に到達するには 人間にすれば

60~80kにも匹敵する距離を泳がなければならない。

 

やっとのことで到達すれば 今度は細胞膜を突き抜けて内部へ侵入しなければならない。

一回の射精で放出される億単位の精子のうち

卵子まで到達できるのは ほんの 数十にすぎない。

正常な精子が多いほど 受精の可能性が高い。

精子数があまりに少なく 質が悪ければ 受精の確率は低下する。

 

・・・略・・・

 

彼は初心にかえって ありとあらゆる文献を読み返した。

特に注意を引く論文がひとつあった。

その論文は女性ホルモン エストロゲンのセルトリ細胞に対する影響を概説していた。

それによれば 女性ホルモンは「男性」の発達に決定的な影響を与えるかもしれないというのだった。

 

ホルモンは体内で 強力な化学伝達物質として働く。

10億分の一というごく微量で 細胞の動力室ともいえる

核内の遺伝子に働きかけることが出来る。

遺伝子は両親から受け継いだ一連の指令を持っており

それが私たち生物のすべてを決定する。

 

ホルモンは遺伝子の働きをコントロールして

その発現の仕方を決めるのを助ける。

そのようにして ホルモンは生物の存在そのものに根本的な役割を果たし

生命維持に不可欠な無数のプロセルを形作っている。

 

エストロゲンは女性の卵巣から分泌され 発生や成長 生殖をつかさどる。

思春期になると 乳房が膨らみ 腰や太ももに肉がつき

恥毛が生えると言った二次性徴を促す。

また 定期的に月経を起こし 卵子が成熟して卵巣から排出され(排卵)

子宮が着床の準備をする一種のサイクルを整える。

妊娠中にはエストロゲン値が急激に高まる。

閉経期を迎えると エストロゲン値が低下することから

膣や子宮が委縮したり 骨が弱くなって骨粗鬆症を招いたりする。

 

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