税金を納めるために 一年間の領収書を集め
種類ごとに分類しながら
1時間40分 (1983年)を見ていました。
(映画を見ながら 整理をしていた)
十四歳の少年が母の情事を目撃、裏切った母を許せず、一人旅をする。
天城峠で少年が出会ったのは、やさしい娼婦・ハナだった。
やがてその一途で純粋な心が、不条理ともいえる殺人までにエスカレートする。
思春期を迎えた少年の微妙にゆれる心理を、現代とのカットバックで真相を明かし、
人間の原罪を暴いていく。ロマンに満ちた作風で清張版「伊豆の踊り子」とも呼べる初期の作品の映画化。
なんといっても 役者がそろっているのよねぇ
監督 | 三村晴彦 |
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脚本 | 三村晴彦 加藤泰 |
製作 | 野村芳太郎 宮島秀司 |
出演者 | 渡瀬恒彦 田中裕子 樹木希林 加藤剛 平幹二朗 |
音楽 | 菅野光亮 |
撮影 | 羽方義昌 |
編集 | 鶴田益一 |
最高に美しかったのは 大塚ハナを演じた田中裕子。
とても綺麗で色っぽい 35年前だからねぇ みんな若いよねぇ
この映画も 何回か見たのですが
やはり 見る都度に どこが胸に染み入るかという事が 微妙にに変わってくる。
今回思ったことは
人間って 生々しいものなんだなぁって感じ
男と女の関係は 古今東西 人間が生きる上で大きなウエイトを占めているという事。
それに対して 天城峠の自然が 雄大で とても綺麗だったという事。
感じやすい若者の心が あまりにも純真であったという事。
ハナは どんなところに生まれ どんな環境で 今まで生きてきたのだろうかと
絵になるほどに美しく生まれてきたのに あまりにも切ない生き様だった。
自分が犯人ではないと証明できないままに ハナは 心で少年をゆるし
最後に少年とかわす目と目 二人の心が手に取るようにわかり
涙が出そうでした。
受賞歴[編集]
- 1983年度「キネマ旬報ベストテン」第8位・読者選出第6位、同主演女優賞(田中裕子)
- 第7回日本アカデミー賞主演女優賞(田中裕子、『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』と併せての受賞)、撮影賞(羽方義昌)、照明賞(宮原敬)
- 第26回ブルーリボン賞主演女優賞(田中裕子)
- 第38回毎日映画コンクール主演女優賞(田中裕子)
- 第7回モントリオール世界映画祭主演女優賞(田中裕子)
- 第29回アジア太平洋映画祭主演女優賞(田中裕子)
天城越え 予告編
天城越え 石川さゆり
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