10月26日の日記のつづきです。
最後はハンガリー大使館で、
フェスティバル閉演のレセプション。
コンクール参加者の多くは、
審査に落ちたらその先のファイナルの演奏を聞かずに、
さっさと帰ってしまいます。
(オットも去年のロスのコンクールではそうだった)
それを最後までいるようにオットに勧めてくれたのは、
オットの師匠でリスト・エキスパートのダニエル氏です。
コンクール中は誰とも接触をしないように言われていましたが、
入賞者発表後に行われるレセプションではそれも解禁。
いろんな音楽関係者と話をして名前を売るチャンスだそうで、
これを機会にコネクションを作りなさいと言われていました。
なのでオットはそのままレセプションに出席しました。
が、ハマチはレセプションには参加しませんでした。
というのは・・・
ハマチはこの場にそぐわない雰囲気がしましてね。
オットもスーツを着てたし他の人もフォーマルウェアで、
ちょっぴりカジュアルな服装だったハマチは、
(さすがにジーンズではありませんでしたが)
なんだか気後れしたんですよ・・・。
そうオットに言って近くのスタバに送ってもらい、
レセプションが終わるまで時間を潰すことにしました。
というわけでハマチはまったりブログ更新中。^^;;
今日の新聞にリトル・ピープルだってw
キャシーさん家でネットが出来ないかわり、
村上春樹の1Q84を読んでいたので、
タイムリーでした。^^
このスタバ、土曜日は7時閉店だったんですよ。
知らずに入ったハマチはきっかり7時に追い出され(汗、
他に入れそうなカフェも見当たらずに、
外で1時間ほどオットを待つハメに。
(携帯を持って来なかった・・・)
地下鉄駅前のスタバだったので人通りも多く、
まぁ怖い思いはしなかったんですが、でも、
もしもこのままオットが迎えに来てくれなかったら、
ハマチは一体どうすれば・・・!!
という思いが一瞬頭を過りました。^^;
約束通り8時過ぎにオットが迎えに来てくれて(ほっ)、
ハマチ達はそのままハイウェイに乗って、
ボルティモア空港近くのホテルに向かいました。
もうすぐバルティモアに着きます。
以下は帰りの車中でオットが話してくれたこと。
レセプション(ワインと軽食の立食パーティ)が始まってすぐ、
審査員のアメリカン・リスト・ソサエティの会長さんが、
オットにエクスキューズ・ミーと直々に話しかけてきて、
キミの演奏、良かったよと言ってくれたそうです。
(舞い上がるオットの姿が目に浮かぶ。笑)
それから。
リストの音楽をきちんと理解している人は少ないけれど、
キミの演奏は理にかなった(make sense)解釈だった。
さらに。
リストが生きていたらキミと同じ弾き方をしたと思うよ。
↑これって最大級の賛辞なのでは・・・!!
そして。
コンクールの結果は気にしないでいいよ。
なんの意味もないんだから。
えwwwww
審査員長がこれ言っちゃうw
ひょっとしてワインを飲んで酔ってたとか?
ハマチは「これにめげずに精進しなさい」
って意味で言ったんだと思いますけどね。
でもね、欲しい人は欲しいんですよ。
コンクール入賞の実績が。(・ω・)
~それからオットは、
関野直樹さんとも話をしたそうです。
(とってもシャイな方だったそうで。^m^)
一緒にいた女性はママンじゃなくて、
なんと彼のマネージャー。
マネージメントされてるんですね。スゴい。
マネージャーさんと言っても、
音楽学の教授の肩書きもお持ちの方だそうで、
この後はフロリダに飛んで講演会をするとか。
パワフルだな~~~~
そんなマネージャーさんはオットに、
「今度一緒に仕事しましょう」と言って、
ビジネスカードをくれたそうです。^^v
ところでボクのワイフも日本人と言ったら、
「そうだと思ったわ♪」と言われたそうです。
日本人は雰囲気で分かりますからね。^^
~オットの師匠のダニエル・グラバー氏は、
今回のコンクールでは、
25歳以下のヤング・アーティスト部門の審査員でした。
コンクールの審査は意見が別れることが多く、
全審査員の意見が一致することは大変珍しいそうで、
「コンクールで優勝するのは宝くじに当たるようなもの」
とオットに常々言っていたダニエル氏。
ところが今回は事情が違ったようで、
審査員の意見が全員一致&しかも即決で、
ペルーの女のコの優勝が決まったそうです。
「彼女のリストはただただ完璧だった」by ダニエル氏
その彼女もレセプションに来ていて、
オットも話をしたそうですが、
ダニエル氏はそのコに夢中だったそうです。^^;;
~実は今回のファイナリストの1人に、
顔見知りのピアニストがいました。
去年ロスで行われたコンクールで会った男性で、
名前はジョナサン。
ジョナサンは長身やせ形&長髪:
若い頃のリストそっくりで、
忘れられない容貌なんですよ。汗汗汗
去年のコンクールでは話す機会がなかったけど、
今回はオットが(思い切って)話しかけたら、
神経質そうに見えて実はとっても気さくな人。
ジョナサンはロスを拠点に演奏活動をしているそうです。
オットがカリフォルニアから来たと言ったら、
ジョナサンのフィアンセはシンガーで、
カラメル(Carmel)市に招かれてリサイタルを行ったとかで、
「いい街だよね~~~」とジョナサン。(^^)
このジョナサンともいつか一緒に仕事をしようと言い合い、
「また会おう」とがっつり握手して別れて来たそうです。
お互いまたファイナリストに残るのを祈って。
いい話だなー。涙涙涙
グッジョブ、オット。
モジモジ君なのにw
オットは有意義な時間を過ごしたようで、
特にリスト・ソサエティの会長さんに言われた、
オットへの直々のコメントが最大の収穫だったようです。
今回は残念ながら入賞できなかったけど、
「ちょっと自信がついた」と言っていました。^^
それでも世界中の応募者の中から選ばれて、
ファイナリストとしてここまで来れたのは名誉なこと。
世界のピアニストと文字通り同じ舞台に立って、
「自分のリスト」を披露したオットを、
ハマチは改めて(そして密かに)尊敬しました。
そうそうオットはダニエル氏に、
2年後のコンクールの譜読みをすぐに始めなさい。
みんな何年も弾きこなした曲で勝負してるんだから。
と言われたそうです。
そうなんです。
オットは日本旅行の後のたったの3ヶ月間で、
リスト、プーランク、ベートーベンなど、
全6曲を譜読みして仕上げたヒト。
もしかしてオットってスゴいかもwww
すっきりした気分でドライブするハマチ夫婦
後はアズキが待ってるサンフランシスコに帰るだけ。
オットの携帯待ち受け画面に萌え~~~
シッターさんからのメール
アズキはイイコにしているみたいで(^^)、
シッターさんの膝に乗って一緒にテレビを見たとか、
アズキの様子が色々書かれています。
最初の夜アズキは自分のベッドで寝て、
2日目からはシッターさんのベッドに潜り込んで、
朝まで一緒にぬくぬくして寝たそうです。^^
それから「アズキと同じ目をした」チワワミックスの、
エイミーというガールフレンドが出来て(←なんですとー!)
毎日一緒に日向ぼっこをして窓際で寝ているとか。
ひょっとして生き別れたアズキの妹だったりして・・・。
ホテルに着きました。@10時
バスローブが芸術的に畳まれていました。
さすがWestinホテル
最初からここに泊まれば良かった。笑
1階のレストランで遅めのディナー
「これを待っていた」とオットw
オットはポークチョップとほうれん草のサラダ
ハマチは迷わずクラブケーキ・サンドイッチ♪♪♪
ボルティモアのクラブケーキはこれが最後です。涙
カードキーには日本語も。^^
つづく
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