つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

☆11党首討論会で見えてきたもの。

2012-12-01 15:02:58 | Weblog
質問に答える安倍自民党総裁。奥は民主党代表の野田首相=東京都千代田区の日本プレスセンターで2012年11月30日午後2時58分、須賀川理撮影


昨日(11/30)12月4日公示16日投開票の衆議院選挙を控えて、11党首討論会が日本記者クラブ主催で開かれた。

民主・自民の二大政党、そして、両政党を中心に離党した議員が散らばって、結果、11党首会談と相成った。

各党首の短い政権発表、辛辣な9名のインタビュー、党首間の質疑応答を経て、はっきり見えてきた相関図が、興味深く、非常に参考になった。

将来的には、やはり二大政党になるであろう過渡期と見た。

「維新の会」を筆頭に、ポピュリズム(大衆迎合)を掲げる政党が、世論調査の示す通り、自民党に次ぐ人気を得て、安倍氏に質問が集中する中で、野田佳彦首相がかすんで見えた。

「維新の会」代表の石原氏が、同党「マニフェスト」に掲げる脱原発を否定し、削除を約束したり、尖閣諸島・改憲問題では、安倍氏(自民)とラップ。ただし、自民党が公明党と組む限り、自民党とは一線を画す等々の問題発言が飛び出した。

大体、石原慎太郎氏は思想的には極右翼政治家で、ポピュリストの橋本徹大阪市長とは「呉越同船」。

政策が場当たり的で、有権者の関心に応じて立ち位置も動くという一貫性を欠くのがポピュリズムの特徴。

吉田徹氏(北海道大准教授)のいうとおり、「ポピュリズムの源泉は政治不信にある。ポピュリズムは国民との政治不信のズレを修正する自己回復運動のようなもので、民主政治には不可避である」。

「ポピュリズムと戦う」桝添要一氏や「民主・自民以外の政権をめざす」鈴木宗男氏も、「政治は数」の原理で、ご本人は当選して、いずれ所属党を決めるだろう。

小沢氏を丸呑みした「未来の党」(嘉田由紀子)も、現議席数に上乗せできれば、「爆弾」を抱えながらも、「瓢箪から駒」の可能性あり。

デフレ・スパイダル脱却・景気回復・財政再建・沖縄基地問題・憲法・原発・安保・領土等々、新政権には待ったなしの対策山積。

混乱した政局も、転換期に生じる一過性な現象と考え、「清き一票」を考える。

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