って、3.11のとき避難所に救援に行った医師団のトップが開口一番おっしゃってましたっけ。ここ数年、国難続きで…またこの言葉を使うことになるとは。今回は世界的な危機ですが。
全国の小中学校、高校が春休みまで休校になりました。
図書ボランティアが中学三年生に卒業おめでとう読み聞かせを初めてやる予定で、メンバーの調整やら絵本の選書やら励んでおりましたが、すべて中止になり残念です。
まあ、受験や卒業が重なった子達が一番悲しいし混乱していてキノドクなのですから、そんなことは言っていられません。
読む候補だった絵本は、こちらでした。
『タンタンタンゴはパパふたり』
(作:ジャスティン・リチャードソン/ピーター・パーネル / 絵:ヘンリー・コール/訳:尾辻 かな子、前田 和男)
オスのペンギンどうしが見捨てられた卵をあたためて孵すという、ニューヨークのセントラルパーク水族館で実際にあったお話。(15分)
このパパふたりがいなかったら、タンゴという女の子ペンギンは生まれていなかったのです。多様性を認めないことがどれだけ愚かなことか、このエピソードを知るとよく分かります。
『ギルガメシュ王ものがたり』
作・絵:ルドミラ・ゼーマン/Ludmila Zeman (原著)/翻訳:松野 正子
世界最古の物語「ギルガメシュ叙事詩」をもとにした絵本です。愛すること、信じることを知らないギルガメシュ王は、世界一の城壁づくりに人びとを奴隷のように働かせます。
古代の文化や神話、愛と友情、信頼を感じる力強いお話です。以前6年生に読みまして、けっこう興味深げに聞いてくれました。ギルガメシュはゲームやアニメのキャラクターになっているらしく、親しみを持ってくれた子もいたようでした。(早めに読んで15分)
どちらかというと「タンタンタンゴ」にしようと思っていました。いつかまた機会があるといいのですが。メンバーがそろわないとできませんから。
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