昨年の暮に、大宮洋子さんの作品展を観に行ってきました。
作品展は、大宮さんが住む、のどかな山あいの郵便局で毎年行われていますが、
その作品は抽象から具象まで様々で、独特の大宮ワールドを作っています。
大宮さんは、絵と対話しながら描いていると言います。
無心に描いていると、そこだよと、絵が筆の置きどころを教えてくれる。
絵が教えてくれるのか、自分の中からの声なのか分らないが、
そんな対話をしながら、作品が出来上がる。
自分でも不思議だと、笑って話してくれました。
「降りてくる」という言葉を使った作家がいましたが、
インスピレーションというか、何かの力が自分に宿り、
我を忘れ描く時に素晴らしい作品が生まれるのでしょうか。
そんな時、きっと作家は幸せなんだろうなと思いました。
描いては削り、また描き、作品が完成されるまで、
作品の一つひとつに自分の思いが込められている、
と話す大宮さんの笑顔は、爽やかで素敵でした。
今年も皆様にとって良い年でありますように。
花地蔵をよろしくお願いします。
(礼子)
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