妻と春日山神社でお昼でも食べようかと思い車を走らせたのですが、
連休中で途中から交通規制があり神社まで車で行くことが出来ず、
急きょ予定を変更して「海でお昼のランチ」ということにしました。
晴れてはいても波は高く、ウィンドサーフィンを楽しんでいる人が結構いました。
風が強かったので、おにぎりを食べながら、車の中からサーファーの様子をボーっと眺めていると、
サーファーが態勢を崩してよく倒れるので、
「ウェットスーツの中に水が滲みこまないのかな?」
「滲みこんだら気持ち悪いだろうな。」
水に濡れるのが嫌いなので、そんなことが妙に気になりました。
やっている人は、好きでやっているのですから、そんなことは気にならず、
自然と一体感を感じ気持ちが良いのでしょうが。
そういえば、自分はいつのころか、好んで自分からスポーツをすることが無くなりました。
散歩程度は、やっていて気持ちが良いのですが、
身体をあえて酷使するような行為は、気が向かなくなったようです。
今は、スポーツにもそんなに興味がなくなりました。
テレビで、野球中継を見ることもほとんどありませんし、
ゴルフの番組をやっていると
「あんな小さな球を引っ叩いて何が楽しいのかな?」
とすぐチャンネルを替えてしまいます。
これは小学校の時の登山体験が大きく影響しているのかもしれません。
小学校の時、体験学習で登山をする時間があったのです。
その山は、結構高く、登山を楽しむ人にも知られている山でした。
山の名前は忘れてしまいましたが。
登山前に先生が「登山の楽しさ、頂上に着いて時の感動、見える眺望の美しさ」について語られました。
その先生自身も、登山を趣味のひとつにしておられたようです。
登山当日は天気も良く、集団で登って行きました。
始めはそれほどでもなく時々休みを取りながら順調に足を進めていました。
ですが頂上近くになると勾配は急になり、結構登るのにつらかった記憶があります。
そして、何とか頂上に立ち、先生が言っておられてような美しい感動があるかと
登ってきた方向を振り返って見たのですが、
岩や石がゴロゴロとした殺伐とした風景で決して美しいとは言えず。
では眺望はと眺めても、それほどの感動も感じませんでした。
「あれほど苦労した結果がこれか。」
と何か報われない気持ちになりました。
そのトラウマがあるせいか、肉体を酷使するような行動は強いて自分ではしないようになったようです。
小学校でソフトボール、中学ではバスケットボールのクラブに入っていたのですが
美術クラブにでも入って、絵でも描いていた方が自分には向いていていたのではないかと今は思います。
そのせいもあるのか高校は帰宅部です。
スポーツには、あまり縁がないようです。
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