赤ずきんのお散歩ブログ

参加したウォーキング、写真付きでご紹介します。よろしくお願いします。@^-^@ノ

開創1200年の高野山を歩く 「伽藍の建物 対面桜(たいめんざくら)」

2015年05月07日 00時00分14秒 | 高野山

(再建された中門とその前に佇む対面桜)

 

古伝によりますと、もとは大塔の前、金堂の東辺りに桜があったそうです。

平安時代の頃に大塔が落雷で焼失してしまいました。

再建の折、「修造奉行」として 平清盛が任命され、清盛は立派に大塔を再建されました。

修造が終わり、供養のために登山された折、大塔の桜の樹のもとに一人の老僧が清盛の前に現れます。

その老僧曰く、「大塔が修造されたことはめでたいことだ‐中略‐ただし、悪行を行うことがあれば、このさき子孫まで願望が叶うことはないだろう」と説き示され、

二、三町ほど過ぎたところで、その姿が消え失せたそうです。

清盛は「あれは大師であったか」と大いに心に思うところがあったそうです。

このように、桜の樹木のもとにお大師さまが影向(ようごう)され、対面されたことから、その桜の樹を「対面桜」もしくは「影向桜(ようごうざくら)」と呼ぶようになり ました。

 

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