tarohanaきままな記録

わんこ3匹毎日頑張る!

伯父の家で

2011-10-13 11:43:43 | インポート
昨日、思い立ってこれから解体しなければならない伯父の家をのぞきに行ってみた。
だいぶ片付けれ、近くの親戚が必要とするものはすべて持ち去った様子。
書棚だけ手が付けられていなかったので何気なく引出を開けてみると・・・
なんと、古い絵葉書の入った小物入れが出てきた。
母の父は小樽の人で、好きなことをやりたいとかで家出をし、茨城に住みついたそうだが、
親は長男がみるものと、あとから北海道より、親(母の祖母)がたくさんの荷物と一緒に送られてきたそうだ。
その時にいろいろなものを持ってきたそうで、どうやらその中のひとつらしい。
それにしても一挙に明治時代を感じてしまった。玉手箱のようで。
よく捨てられずにここにいてくれたと、感極まってしまう。
私の曾祖母というひと、一枚の古い写真でしたか知らなかったが、急に現実味を帯びて
一人の人間として感じられ、どのような気持ちでこの絵葉書を大切にしまっておいたのかとか、
小樽での裕福な暮らしから、茨城にきての貧乏暮らしにどのような気持ちでいたのかとか。
頭の中をめまぐるしくいろいろな思いが交差し、久しぶりに興奮した。
およそ150枚はあると思われるその一部をアップしてみる。


アイヌの熊祭とある。




オモタイ遊園地とある。 今はもうないみたい。


明治三十七八年、陸軍凱旋観兵式か・・・


大正天皇が皇太子の時に北海道を訪れ、その時の絵葉書らしい。






定山渓鉄道の電化記念の絵葉書3枚。




小林写真館製、室蘭の絵葉書一式。

ネットで調べながら、遠い昔のにおいをかいでみる。
すばらしいものを残してくれた。
また、捨てられる前によくぞ、私に気づかせてくれた。
久々にうれしい出来事だ。