現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

赤胴鈴乃助という事か。

2014-11-06 19:38:48 | 傾向を科学する
団塊の世代です。小学校低学年の頃、赤胴鈴乃助はさかんに読みふけった記憶がある。

その後、テレビで放送されたような気がするけど、・・・。今回はそのことじゃありません。

最近、素材革命が起きているらしい。何も金属分野に限ったことではありませんが、この記事はそちらに限定しましょう。

そして、いたって抽象的な表現にしておきます。標題を含めて、・・・。

赤胴は銅でしょう。それに錫混ぜてみましょうか。あるいは、個別の金属を入れただけで良いのかもしれません。実証実験はこれからです。

話を少しだけ変えましょう。

上野の西郷さんの銅像には鳥やカラスが来る。北陸のヤマトタケルの像に鳥は寄り付かないでしょう(西郷さんにはお人よしの性格があったらしい。一方、ヤマトタケルは整然としていたのでしょう。その辺は鳥の感性に頼らざるを得ませんけど、・・・。)
そこから鳥の寄り付かない金属に行きついた教授さんがいる。イグノーベル賞になっているはずです。銅の中に含まれるヒ素の比率が違うらしい。

錫単体でもこの特性を生かしたものが注目されていますね。クールジャパンの一翼を担うかも、…。簡単に形状を可変できることになります。

もう一つはマグネシウムです。決定的な欠陥を見事に克服することで新たな利用価値が発生してきているらしい。

それらのアイデアがこの国から発信されているという事です。喜ばしい限りでしょう。




イソップ物語から

2009-05-20 10:56:38 | 傾向を科学する

イソップ物語の中に【ある百姓が死の床についた。百姓は,自分の息子たちを枕元に呼んでいった。「わしはもう長くない。わしが死んだら、葡萄の畑に隠しておいたものを探すが良い」。

 そこで、息子たちは何か宝物が埋めてあるだろうと思って、葡萄畑をすっかり掘り返してみた。宝物は出てこなかったが、畑をきれいに掘り返したおかげで、何倍もの宝物が手に入った。(第83話)】という話がある。

最近、若者たちの活字離れ(出版業界が頭を痛めているらしい。)や恋愛離れ(少子化対策が・・・・。)が取りざたされているけれど、・・・・。その他にも、酒離れ、マージャン離れ、車離れが起きているようだ。新たな価値基準で行動を始めているのかもしれない。(40年以上も前にこの様な現象を予測していたチャールズ・A・ライクのサイレント・リボリューションが起こっているものやら?ザ・グリーニング・オブ・アメリカ。参照)

本やそれなりの情報を読んだり吟味したりすることや、人と会って話してみるということはイソップのこの話と同じことになりはしないだろうか。

少なくとも私にとっては価値のある情報を提供し続けてくれたけれど、・・・・。

宝物は何もお金だけではなかろう。心の糧というのかもしれないし、迷いが生じた時にふと思い出すことがありはしないだろうか(幸せの方程式、参照)。

そういえば最近、自己表現が上手くできない人たちがいるような気がしてならない。論理的な手順とか、プレゼンの手法を身に付けなければならないがとうなっているのかは知らない。

「唇よ、熱く君を語れ。」といわれた頃が懐かしく感じられるのは私だけだろうか。コミニュケィーションが上手くいっていない現象が目に付いてきた。

家族間でさえままならなくなって傷つけあってしまうことである。


宴の後に

2009-04-30 11:18:00 | 傾向を科学する

 連休に入っている。多くの人たちが出かけて景気回復になればよいと思うけれど、5月危機が取りざたされている。企業の3月末の決算報告が5月にされるためである。「業績が悪化していて赤字になるところが多いのではないか。」と言う予測が発表になっている。調査会社の担当者たちが「この状態が長く続けば中堅の会社の何社かが倒産する。」「長く続けば」とは何年間を想定しているかは知らない。

 国としてもそれなりの手は打っているが、その効果はなかなか出てこないのだ。定額給付金もやっと手元に届いたけれど、・・・。何とか連休の出かける人たちには朗報にはなった格好である。高速道路の通行料金を安くしたことはこの動きを加速するだろう。その費用対効果はどうなるのかはっきりしない。やってみなくちゃわからないと言う側面がある。試みることは悪いことじゃないけれど、・・・・。

 いずれにせよ、連休と言う宴の後にさまざまな課題が発生してきそうである。おりしも、豚インフルエンザはフェーズ5に引き上げられた。なんとも早く収束していただきたいものである。

 それらの傾向をウオッチしていく必要がありそうである。


変化に対応する能力

2009-04-26 11:12:09 | 傾向を科学する

状況は刻々と変化している。変化のない時代はないと考えたほうが合理的である。

日本人的な言葉では諸行無常ということだろう。あるとき学習塾の前を通ると「学

びとは変化に対応する能力を身に付けることである。」という言葉が掲げられてい

た。

「学びの領域だけではないなぁ。」という思いがあった。健康でも(WHOの前文、参照)、経営でも、商品開発でも、何よりも生きているということ全部に要求されることではないかという気がしていた。

このことは同時に、「常に学び続けなければならないということである。」理論的にはピーターの法則や「継続は力なり。」と同じことになるではないか。「人生大学60年、いまだ留年中。」というサブ題にふさわしい雰囲気になってきた。

この大学の良いところは興味、好奇心さえあれば誰でも継続できると言うことと、何年留年しようとも自分から「やめた。」とい言わない限り退学がないことである。

そんなことを思い続けながら今まで生きてきた。1日2時間以上366日40年以上継

続すると言うことである。付き合いや優先しなければならないときはそちらを優先して、時間的に無理なときは休日に積み増しすると言う方法で興味や関心のあることを優先しながら取り組んできた生涯学習の試みである。都合のようことに興味や関心のあることは時間を忘れさせてくれると言う効果がある。集中力が途切れないのだ。


風を読む

2009-02-14 15:25:03 | 傾向を科学する

  風は感じるものである。「風を読むとは、一体どういうことだ。」という読者諸

 氏がいらっしやると思う。

 実際、職業として風を読んでいる人たちがいるではないか。天気予報士という人

ちである。彼らはどこに高気圧があり、どこに低気圧があり、どこに前線が在る

かなどという事を分析して日々天気の傾向を読み解いているではないか。

 最近は、その精度も上がり間違いなくその通りになる。レーダーや周辺機器の精

度上りがり情報の収集が比較的楽になったり、宇宙のはるかかなたから人工衛星を

利用して広範囲に情報を集めることが可能になった為だと考えられる。

 また、経済評論家や、株の動向を予測するということも、さまざまな要因を分析

検討することでその傾向を読み解いているといえる。傾向はつかめるようにはなっ   

たが、なかなか的中しないのもまた事実である。今回の不景気を予測した人は数人

のアナリストと感性を仕事としている文学関係の人ではなかったかと思っている。

彼は日本のバブルの崩壊もその数年前から指摘していたようだ。

 商品にもその傾向がある。簡単に言ってしまえば、ブームという事になる。何十

年も前、メガ・トレンドと言う本を書いた人も経済の専門家ではなかったような気

がしている。どこから出版されたのかも不明である。書斎のどこかにあるはずだ

が、見つけ出せずにいる。

 一概には言い切れないが、その傾向の中で私たちはどの範囲で軌道修正できるか

という検討はしてみるべきである。軌道修正できなくてもその一部を取り込むこと

は可能である。人、物、金(資本)、技術、情報を分析してみることが大切な時代

になってきた。自分の会社の力量をオペレーションしてみることである。

「ジャンボを釣った人々」はプログから削除してあるが(学の苦悩の章だけはどこ

かに掲載しなければならない思っています。)

 販売会社にいたっては、その傾向の商品を採用すればよい。取捨選択ということである。あるコンサルタントが本の中で「人間は空を征服したのではない。自分たちを自然法則に合わせることで成し遂げられた成果である。」「自然法則はダビンチの生きていた時代と少しも変わっていない。」と表現していた事を思い出した。

 宮沢賢治は「風の叉三郎」という小説の中で風を文学にまで高めて見せているではないか。風の特徴を見事に文学として華昇しているではないか。

 商品や、流行や傾向を読むという行為はおそらく、感性だけではなく、情報も、

知識も要求されるまさに学問の最先端ではなかろうか。技術的な知識も、其れをど

こに利用できるか(転用)ということも知らなければならないといえる。まさに、

総合学科である。