テレビで熱電素子を使って発電する研究をしている人の紹介をしていた。熱を電気に変換して取り出す技術である。どの番組で放送したのか記録しておかなかった。すでにそれなりの情報があったので記録しなかった。「仕事の流儀」だったかもしれないが、確証は無い。
何年も前にあるアイデアを発表した際に、電気に詳しい研究会の仲間が提案してくれたものである(その一部はアイデア夜話 千と一夜の物語に投稿済み。)。ついでにインターネット上に公開になっている情報もつれてくれた。
以下にインターネット情報を転写して置きますが、図は省略しています。
「この熱電素子には、電気を流すと一方の面があたたまり、反対の面が冷えるという、たいへんおもしろい性質がありあす。しかも、電気のプラスとマイナスを入れかえて、電気の方向を逆にすると、あたたまる面と冷える面が入れかわるのです。」
展示室で使っている熱電素子の温度をはかって見ると、室温19.5℃のとき、あたたかい方の面は34.5℃、冷たい方の面は5℃でした。このとき熱電素子には、3ボルト/アンペアの電流が流してありましたが、この電流をもっと大きくすると、両方の面の温度差も大きくなります。
さて、この熱電素子はどんなところに利用することができるでしょうか。
「熱電素子の特徴は、小型で軽く、電気を流すだけで簡単に物を冷やすことができるという点で、機械や電気製品などの一部分だけ冷やしたいときなど便利です。また、これをいくつか組み合わせて冷蔵庫を作ると、今までのような機械的な冷却機がいらなくなり、振動や音の全く出ない静かな冷蔵庫を作ることができます。ただし、熱伝素子は、まだ値段が高いので、その利用は、一部に限られているようです。」
最後に、熱伝素子の原理を簡単に説明しましょう。熱伝素子のはたらきは、ペルチェ効果という現象にもとづいています。これは、1834年にペルチェという人が発見したもので、二種類の金属の両端を図-2のようにつなぎ、電気を流すと、その接点の部分で熱を発生したり吸収したりする現象です。
熱伝素子は、このペルチェ効果の効率を高めるため、一方の金属をビスマスとテルルという金属から作られる特殊な半導体に置きかえてあります。
情報をある程度確保すると自動的に質的転換点が訪れる。おそらく、さまざまな発想が向こうからやってくるという現象を体験するでしょう。カオスは秩序を求め。秩序はカオスを求めるというのかもしれません。詳しいことはイソップ物語の中にあります。探してみていただきたい。
ごく簡単与えられた情報は長く記憶の隅にとどまることはありません。努力という代償がいる。等価交換の原則である。
「知識が情報になった。」といった。P、F・ドラッカーの「逆を行こう。」と決意した少年は情報を体験で濾過する方法にたどり着きました。この部分は実験とか、試作でも良いといえますが、実に時間のかかる方法であることは当初から予測できていました。
現在、多くの現象はこのポイントに差し掛かっていると思って間違いは無いでしょう。パラダイム(枠組み、領域)がシフトしているということです。
価値の逆転現象が目の前で起こっているということです。どこに当てはめるかは各自の感性に頼らざるを得ないでしょう。
実は、もう少し前からその兆しはあったものと受け取れる節がある。顕在化してこなかっただけのことでしょう。
久しぶりに仕事で千曲市に行く用事があった。1軒は集金で2軒が納品でもう1軒は顔見世程度である。早くカタズいたので片山さんに会いに行った。
特許庁に意匠登録願いを提出してある為である。だいぶ時間がたったので(提出して2ヶ月くらいにはなる。)「そろそろ何か言ってきても良いころではないか。」と思っていたのだ。
工場の方で元気にしていた。持病を持っている。医者にかかりながらの軽い仕事をこなしている。工場の仕事は息子さんたちが引き継いでいる。
「伊藤さんに2回も補正命令書が来て補正してある。」と言い出した。「1回目は写真(意匠は写真でも登録できる。)の不備の補正で、2回目は最初のやつと違う色のものを送っちゃった為のものだ。」「伊藤さんに同じものでなきゃ駄目だといわれていたけれど、失敗しなきゃ、理解できないこともあるものだ。」「少々時間とお金がかかったけれど、(電子化の手数料が余分にかかる.)」「もう1つ不備があるけれど職務権限で修正しておきますと電話を頂いた。」という話をした。 道理で時間がかかっているのだ。一つ引っかかっていたことが解決できた。 ついでに菊芋のことを聞いてきた。その健康効果についてである。「乾燥して粉末にすれば利用範囲は格段に広がります。」「本当は千曲市に限らず、商工会、商工会議所に限らず、市、福祉協議会、そのほかの組織でこのような農産加工品を手がけて付加価値を上げなければならないのだが、一体どうなっているのか。」 コーヒーをいただきながらの情報交換です。「発想はいくらでもある。過剰生産になっているものや、破棄しているものを乾燥粉末にしただけでも多くの商品は出来ます。」「発想はあるけれど、担い手がいないということだろう。」