上記の法則(偉大な天才たちの時代は終わった。異質な物の出会いが必要、と言う記事この先あるが投稿を省略している。)と同じことを東京大学の茂木先生がテレビの中で講演していた。19-10-15日のNHK教育テレビでのことである。個性は他人との関係の中で形成されていくもので、そのうちの2割くらいは両親の影響である。
日本ではピァプレッシャーが突出した個性を平均的な方向に近づけるように作用する。「あいつは変わり者だ。」というようなことが起こってしまうらしい。反対に諸外国ではそういう人たちの個性を認め合う関係が成立しているというのである。付け加えて、個性を形成する過程でどうしても異質の他者に会うということが大切になってくる。
このプロセスが極端に少なくなっていることに何かしら問題がある。現在の子供たちや若者のことを言っているものと思われるが、その一世代前まで含まれているのではないかと考えられる。おそらく、彼が言おうとしている状況は一世代前から始まっていたと解釈している。アダムスミスの国富論を引用しながら国際分業がしっかりしてきた現代社会においては異質な個性を持っていることが大切になってきたらしい。価値が変化してきたということなのかもしれない。変な常識に縛られない発想豊かな人材が必要になってきたといえる。
インターネットなどで自分の考え方やアイデアを発信できる時代には国際分業が個人のレベルになってきている。状況が変化しているということになる。違った個性と個性がぶつかり合うことで新しい発想が生まれるといいたいのだろう。実業家の言葉を引用しながら、「それらの人が30人くらい集まれば相当な英知が発揮できるということになる。」そして「これからはそういう時代だ。」と結んでいたような気がする。私の解釈ではそれらの人々の得意とするところを寄せ集めてシステム化するということになるらしい。
【はるかなる中庸の砂漠とぼとぼと 暑くもなく寒くもなしや】【歌創造学より】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます